このブログは、65歳でリタイヤした平凡な老人が立ち上げたブログです。
始めたきっかけは、遠く離れて暮らすわが子とその孫たちに、父(じぃじ)が「楽しく元気に」暮らしている様子を知らせたい、という単純な思いからでした。当初はシニア生活の一部を切り取りながら、心にとまる様々な日常風景を綴ろうと考えていました。
その後、自分の余生に想像をめぐらすうちに、『自分の経験や父母たちが残してくれた「財産」を、子や孫に伝える場にもしたい』との願いも募ってきました。
ブログのサブタイトル「楽しく元気にバトンパス」には、そんな二つの思いが込められています。
ところで、みなさんは相田みつを氏の「自分の番 いのちのバトン」(「いのちのバトン ―初めて出会う相田みつをのことば 」、角川文庫)という詩(書?)をご存じでしょうか?
かつて不登校の子どもたちを支援する施設に勤務していた頃、施設だよりでこの詩を紹介した後に、次のような拙文をしたためたことがあります。
一世代前は2人、二代前は4人。十代前は1,024人、二十代前は104万8576人。三十代前にさかのぼると……、実に10億737万1824人が一人の「いのち」に関わっていることになります。それより前は……、とてつもない数の命のリレーですね。
この中のたった一つの「いのち」でも失われていたら、今の自分は存在しないのです。あなたがこの世に誕生したことがどんなに奇跡的なことか、よくわかると思います。
いのちは、先祖から祖父母、父母へと引き継がれ、あなたが受け継いだかけがえのないもの。このバトンを落としたら、これらの膨大ないのちのつながりは、そこで途絶えてしまいます。
あなたの後につながる何億ものいのちのためにも、このバトンを大事につないでいかないといけませんね。
命のバトンをパスしてくれたご先祖様、無念にもバトンパスを諦めざるを得なかった先人の方々、そして「命」を引き継いでくれる次世代の人びとに、心からの感謝と祈りを捧げたいものです。
と難しいことを長々と書きましたが、要するにこのブログは、人生のラストステージを楽しく暮らし、大事にバトンをつなごうとする試行錯誤の記録です。
ごくごく個人的なブログですが、お気に召したら、お暇な時にお立ち寄りください。
では、では……。