山行記録

福智山、鈴ヶ岩屋の山ツツジを偵察に出かける

投稿日:2021年5月26日 更新日:

福智山 鈴ヶ岩屋の山ツツジ

鈴ヶ岩屋の山ツツジ

 梅雨空の合間をぬっての福智山。鈴ヶ岩屋の山ツツジが咲き始めたのではと思い立ち、3週間ぶりの山歩きに出かけてきた。

※ 本稿は2021年5月25日の山行記録を、5月26日にアップしたものです。

コースと活動概要

◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの。山行軌跡図(福智山)

08:09 鱒淵ダム堰堤 ~ 08:35-08:41 九州自然歩道登山口 ~ 09:44 「1.8のコル」 ~ 福智平 ~ 10:28 鈴ヶ岩屋(836m)~ 福智平~ 11:08-11:56 福智山(901m)~ 12:13 烏落ち ~(ホッテ谷新道)~ 13:22-13:28 九州自然歩道登山口 ~ 13:50鱒淵ダム堰堤

※ 参加メンバー:単独(がしん)

活動時間(含む休憩時間) 5時間40分
活動距離 10.6km
累積標高上り/下り 991m/995m
カロリー 2,854kcal

 

写真中心の山行メモ

 いつも通りのコースなので、詳細は省略させていただく。気にとまった部分だけ、コメントすることにしよう。

 早めの梅雨の訪れで、早くも満々と水をたたえた鱒淵ダム。

鱒淵ダム

 ダム湖畔に沿った舗装道を25分ほど歩くと、登山口に着く。木々の緑が美しい。

鱒淵ダム

 登山口から1時間弱は、谷を詰めて高度を稼いでいく。途中、破損していた木橋の幾つかが補修されていた。補修の労をとられた方々に感謝!

福智山

 山ろくでは、ウツギ(卯の花)があちこちで咲いていた。

ウツギ(卯の花)

 岩ゴロのきつい登りを終えると、福智山頂から東に延びる尾根に乗り上げる。ここにはベンチが設置され、「一本立てる(休憩をとる)」格好の場所となっている。

福智山 1.8のコル

 ベンチ横の「ここは1.8のコル」と書かれた私標(多分Hさん作だろう)。「コル」は山用語で「鞍部」を意味するので理解できるのだが、はて「1.8」とは何のことだろう?

福智山 1.8のコル
 あれこれ想像を巡らすが、見当がつかない。ベンチに腰を降ろし目の前の道標をふと見ると‥‥、

福智山 1.8のコル

 なるほど福智山頂まで1.8kmに位置するコルということか。

 ここから先は、常緑樹に覆われた気持ちのいい尾根歩きの道が続く。小生が大好きな道である。

福智山

 「1.8のコル」から約50分で福智平に到着。「鈴ヶ岩屋」の私標から左をとり、7、8分ほど登ると鈴ヶ岩屋に到着である。

福智山 鈴ヶ岩屋

 「鈴ケ岩屋」の説明板には次のような説明が記されていた。

 福智山頂東側には、鈴ケ岩屋と呼ばれる岩場がそそりたっています。
 福智山は、山岳宗教の修験場として栄えた信仰の山でもありましたが、昔英彦山修験の流れを汲み、福智山を開山したといわれる釈教順という僧が、この岩場で金の鈴を、地中から仏像を発見し、供養したことから、そうよばれるようになったといわれています。(環境庁・福岡県 ’95)

 さて、肝心の山ツツジの開花状況はどうだろうか?

 鈴ヶ岩屋の山頂に近づくにつれ、山ツツジの朱色が目立ってくる。まだつぼみが多く、5~6分咲きといったところか。

福智山 鈴ヶ岩屋の山ツツジ

 中には見事に開花した株もあり、目を楽しませてくれる。

福智山 鈴ヶ岩屋の山ツツジ

 いいねぇ。

福智山 鈴ヶ岩屋の山ツツジ

 開花を待つつぼみも可憐だ。

福智山 鈴ヶ岩屋の山ツツジ

 ピークは1週間後くらいだろうか、まだまだ次々と咲き続けてくれそうだ。

福智山 鈴ヶ岩屋の山ツツジ

 鈴ヶ岩屋から望む福智山頂。ガスに覆われ、視界がきかない。

福智山

鈴ヶ岩屋から望む福智山頂。ガスに覆われ展望はさっぱりだ。

 福智平へもどる下りでも、たっぷり楽しませてくれる。

福智山 鈴ヶ岩屋の山ツツジ

 咲きかわる 躑躅(つつじ)を愛でつ 山路ゆく  優嵐

 福智平から山頂にかけては、初夏の花々が鮮やかだ。

福智山 アザミ

アザミもけっこう咲いている。

何という花だろう?

 11時8分、福智山頂着。辺りにはガスが立ちこめ、風が強く寒さを感じるほどだ。

福智山頂標識

 通称「四畳半岩」の岩陰で風を避け、ランチ(自作のシャケ弁とみそ玉味噌汁)をとることにする。
 ガスか黄砂のせいかわからないが、展望は今ひとつだ。先ほど訪れた鈴ヶ岩屋は何とか見える。

福智山 鈴ヶ岩屋

 山頂出発が正午少し前。いつも通り烏落(からすお)ちを経て、ホッテ谷新道を下ることにした。

 よろしければ他の山行記事もどうぞ。50歳から山歩きを始めたシニアの山歩きレポートです。お役に立つ情報があれば幸いです。

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