あとからくる君たちへ

あとからくる君たちへ(48) 「成功するにはどうしたらいいの?」

投稿日:2021年6月19日 更新日:

出典:Pixabay

 えっ? 「成功するにはどうしたらいいのか」だって。う~ん、むずかしい質問だね。
 まぁ、一緒に考えてみるとしようか。ここに座ってごらん。

「成功」の反対は「失敗」ではない

 「成功」の反対語は知ってるね、そう「失敗」だ。国語的にはそれが正解なんだ。
 でも我々が暮らしている現実の社会では、「成功」の反対が「失敗」とは言えないんだよ。

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 一つ例をあげてみようか。君は自転車に乗れるよね。これまでに転んだ経験はないのかな?
 多分何度も転びそうになるか、転ぶことを繰り返して乗れるようになったと思うよ。

 つまり、君が自転車が乗れるようになる(=成功する)には、転ぶ経験(=失敗)が必要だったはずだ。

 最初から転ばずに自転車に乗れる人はまずいない。自分ができないこと、やったことがないことに挑戦するんだから、始めから100%上手くいくなんてあり得ない。

 こう考えると、成功できない人ってどんな人か分かるよね。そう、練習しない人、何もしない人なんだ。
 現実の社会では「成功」の反対は失敗ではなくて、「何もしない」ことなのさ。

 成功するには泥臭くても、格好悪くてもいいから、「まず動くこと、続けること、失敗を恐れないこと」が一番のコツだと思うよ。

 

どのくらい挑戦したら成功できるのか、計算してみよう

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 成功するためには失敗の経験が必要なら、「どのくらい失敗したら成功できるのか」が知りたくなってくる。私もそうだった。

 ある時、ネットで面白い計算式を見つけたんだ。
 「成功率1%の課題を成功させるのに必要な努力の回数を計算してみる」という内容の記事だった。

 何を成功させるか、どの程度の努力をするかによって難しさは違うけど、それは横に置いといて、数学の問題として計算してみようか。電卓を持ってきてごらん。

【成功率1%の挑戦、あなたの努力が報われる確率は?】(要約)

 ここに成功する確率が1%という課題がある。
 この課題に1回だけ挑戦した場合の成功確率は1%。

 しかし「何回か挑戦した内の最低1回は成功すればよい」という条件なら、挑戦する回数を重ねていけば成功確率は上がっていく。

 たとえば、2回挑戦して1回以上成功する確率はどうなるか?
・1回挑戦して失敗する確率は 99%。2回とも失敗する確率は、
  0.99 × 0.99 ≒ 0.98 = 98%
・3回とも失敗する確率は、
  0.99 × 0.99 × 0.99 ≒ 0.97 =97%
 となるから、成功確率は3%にアップする。

 では、この挑戦を50回続けた場合の成功確率は、どうなるだろうか?
・50回全て失敗する確率は、
 0.9950 ≒ 0.61 = 61%
 なので、1回以上成功する確率は39%ということになる。
※ 「0.9950」とは、0.99を50回掛け算すること

 ちなみに、100回挑戦した場合の成功確率は約63%。
 成功確率が99%を超えるのは、418回以上の挑戦となる。

(出典:「その努力が報われる確率は?|web R25、現在このサイトはYahoo! ブログのサービス終了に伴い、利用できません)

※ 電卓の計算が面倒な人は、こちらのサイトで計算してもらおう >ガチャの確率計算機

 どうかな。これは計算上の話になるが、失敗をし続けるって意外に難しいことが分かるだろ。

 もう一つ知っておいてほしいことは、人間は成長するということ。失敗を重ねる度に少しずつコツをつかみ技能がアップして、成功率が1.5%、2%と次第に向上していく。
 それによって失敗率も下がっていくので、成功するまでの挑戦回数はもっと減ってくるはずだ。

 「成功しないのは、途中で諦めてしまう自分が悪い」と言われそうだね。
 「これだけ努力してもできなかった」って言い訳は、418回以上挑戦した人だけが言えるのかも。

 

あきらめない能力、失敗と向き合う覚悟

発明王トーマス・エジソン
1300もの偉大な発明を行ったと言われる(出典:Pixabay)

 成功するためのコツを知るもう一つの方法は、実際に成功した人の言葉に耳を傾けてみること。
 何人かの成功者の言葉を紹介しておこう。知らない名前の人はネットで調べてごらん。

  • 「私は失敗したことがない。
    ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。」(トーマス・エジソン)
  • 「私たちの最大の弱点は諦めることにある。
    成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。」(トーマス・エジソン)
  • 「世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。
    あきらめたときが失敗である。」(稲盛和夫)
  • 「ぼくはキャリアを通じて9000回以上のシュートをはずした。
    300回近い試合に負けた。
    勝敗を決するシュートを託され、失敗したことは26回ある。
    人生で何度も、何度も、何度も失敗を重ねてきた。だから成功できたんだ。」(マイケル・ジョーダン)
  • 「4000安打(を達成する)には、僕の場合、8000回以上悔しい思いをしている。その悔しさと常に、向き合ってきた事実は誇れると思いますね。」(イチロー)
  • 「やったことは、たとえ失敗しても、二十年後には笑い話にできる。
    しかし、やらなかったことは、二十年後には後悔するだけだ。」(マーク・トウェイン)

 成功するためにはどうしたらいいか、何となく分かってきたかい。

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