山行記録

鞍岳・ツームシ山、阿蘇五岳の雄姿を楽しむ縦走路

投稿日:2019年8月15日 更新日:

阿蘇山

ツームシ山頂から遠望する阿蘇五岳の雄姿。中岳の噴煙がよく分かる。

※ 本稿は2019年7月28日の山行記録を、8月15 日にアップしたものです。

 7月28日は所属する「アタック山の会」の定例山行日である。本来は阿蘇に登る予定だったが、噴火レベル2で火口から半径1kmは立入禁止と聞き、阿蘇外輪山の北西部に位置する鞍岳・ツームシ山に変更となった。

コースと活動概要

◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの。鞍岳・ツームシ山

9:36 東登山口(9合目)~ 9:59-10:13  女岳 ~ 10:20-10:57 鞍岳(1,118m) ~ 10:49 馬頭観音~11:35-12:22 ツームシ山 (1,064m) ~(花コース)~女岳分岐~ ~13:15 東登山口

参加メンバー:アタック山の会(12名)

活動時間(含む休憩時間) 3時間40分
活動距離 5.5km
高低差 635m
累積標高 上り/下り 942m/415m
消費カロリー 1,633kcal

 

東登山口~鞍岳、涼しく快適な山歩き

 阿蘇外輪山とは言え、北九州からはさすがに遠い。午前6時30分に出発し、植木I.C.を降りて一般道を走り、東登山口第一駐車場まで約3時間弱の行程であった。

 東登山口は1,000m近い標高のおかげで、涼しくさわやか。気温25度前後の中、樹林帯を登っていく。30度を超える下界の猛暑を忘れるほどだ。

鞍岳

 20分ほどの登りで女岳に到着。あいにくどんよりとした雲がたれこめ、せっかくの展望も楽しめそうにない。後ろから「まだ梅雨が明けきってないのかねぇ‥‥」という声も聞こえる。

鞍岳

 近くの花を撮影していると、熊本から来たという女性4人が、「空、空!」と上空を指さす。その指を目で追い上空を見上げると‥‥、みるみるうちに青空が広がっているではないか。

 未だ本格的な夏空とは言えぬが、ぬけるような青空を眺めていると、テンションが次第に上がってくる。

鞍岳

みるみる開けた青空に、思わず歓声が上がる

 さぁ、気分が高揚してきたところで、向こうに見える鞍岳を目ざすとしよう。日差しは強いが、気温が低いので爽やかだ。なだらかな稜線を風に吹かれながら、快調に歩を進めていく。

鞍岳

鞍岳山頂に向け出発

 鞍岳(1,118m)着が10時20分、登山口から1時間足らずで最初のピークである。鞍岳頂上まで約700m、高度差120m足らずのコース、ファミリーハイキングにぴったりの山だなぁ。何でも「全国遊歩百選」に選ばれているらしい。ここでも360度の展望を楽しみ、記念撮影。

鞍岳 アタック山の会出典:「カラスのホームページ

ツームシ山の大展望に驚く

 鞍岳の北東尾根をたどると、ツームシ山にいたる。ゆるやかな稜線歩きが続くこのミニ縦走路も、実に歩きやすいいいコース。トレラン姿で登ってきた女性を鞍岳山頂で見かけたなぁ。きっと走りやすい道なのだろう。

「ツームシ」という奇妙な名前の由来を調べると、熊本方言で「ツームシ」とは「カブト虫、コガネムシ、玉虫」のことを言うとか。「ツウ」すなわち「かさぶた」みたいに堅いもので覆われた虫の総称らしい。

 ツームシ山には、カブト虫や玉虫のたぐいが多く生息しているのだろうか? それとも「ツームシ」が大発生した伝承でもあったのか?

鞍岳・ツームシ山

 松、ナラ、モミジ、クロモジなどの自然林の中をのんびり歩く。ちょっとした森林浴の気分だ。樹林帯を抜け、低草が生い茂る鞍部では、夏の山野草が目をなごませてくれる。鮮やかなユウスゲの黄色が印象的だった。

鞍岳・ツームシ山

シモツケ

シモツケか?

ユウスゲ

ユウスゲ

アザミ

アザミ

 ツームシ山頂への最後の登りで振り返ると、先ほど登った鞍岳(男岳)と女岳が目に入る。山ろくの菊池市側から眺めると、馬の鞍のように見えるのが山名の由来らしい。なるほどね。

鞍岳

鞍岳(中央)と女岳(左の小ピーク)

 11時35分、ツームシ山頂(1,064m)に着。ここからの360度の展望は見事であった。広くなだらかな山頂に立つと、真っ先に飛び込んでくるのは阿蘇五岳の雄姿。中岳からは噴煙が立ち昇っている。左後方に目をやるとくじゅう連山の山並みも目に入る。

阿蘇山

 空気の澄んだ冬空のようなクリアな山容は期待できないが、それでも噴煙を上げる阿蘇の堂々たる姿には圧倒される。

 思い思いの場所で昼食をとることなり、女性陣は低木の日陰に集合。小生は360度の大展望を楽しみながら、ランチを食べることにする。

ツームシ山

 阿蘇五岳とくじゅう連山を同時に遠望できるのは「ここしかない!」、と狙った場所には既に先客が‥‥。恐らく地元のベテラン登山者の方であろう。絶好の位置取りには脱帽するしかない。折り畳み椅子に腰掛け、悠然と弁当をつかう姿には、何か近寄りがたいオーラさえ感じられる。

ツームシ山

阿蘇の噴煙を遠望しつつ悠々と昼食をとるシニア男性。絶好のポジショニングに脱帽!

 この方の後方に腰をおろし、コンビニで買った蕎麦といなり寿司を取り出す。大展望を楽しみながら食べるとろろ蕎麦は、絶妙の味であった。 

 復路は、鞍岳にもどる縦走路の途中から「花コース」をたどり、女岳分岐から左に折れ、第一駐車場に着いたのが13時15分。約3時間40分の気持ちのよい山歩きであった。

 

おまけに

 帰りは山ろくのレジャー施設?温泉「四季の里旭志」で汗を流し、ノンアルコールビールで喉を潤す。極楽、極楽‥‥。

 帰路の九州自動車道は大渋滞であったが、ハンドルを握りながら楽しい話題を提供してくれたY氏に感謝である。

 この日、メンバーのU氏からいただいた雑誌『趣味の山野草』(2019年7月号)。U氏の原稿と共に小生の写真(1枚のみ)も掲載されたため、記念に頂戴した。有り難い、有り難い。

山野草

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