緊急事態宣言がやっと解除された。「待ってました」とばかり、大分県のくじゅう連山に出かけてきた。雲ひとつ無い晴天、さわやかな秋風。山友とくじゅうの空気を満喫し、改めて山歩きの楽しさを再認識した一日だった。
※ 本稿は2021年10月2日の山行記録を、10月4日にアップしたものです。
コースと活動概要
◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの。
07:47 牧ノ戸登山口 ~ 08:17 沓掛山 ~ 西千里浜 ~ 09:37 久住分れ ~ 10:17 天狗ヶ城 ~ 10:35 中岳 ~ 稲星分岐 ~ 11:13 池ノ小屋 ~ 11:20-11:52 御池 ~ 12:16 久住分れ ~ 13:06 星生山 ~ 扇ヶ鼻分岐 ~ 14:17 沓掛山~ 14:40 牧ノ戸登山口
※ 参加メンバー:4名(B氏、N氏、N氏の奥様、がしん)
活動時間(含む休憩時間) | 6時間52分 |
活動距離 | 10.5km |
累積標高上り/下り | 876m/870m |
カロリー | 3,619kcal |
写真中心の山行メモ
北九州を午前5時に出発し、午前7時30分過ぎに牧ノ戸峠駐車場着。ずらりと奥まで車が並び、本日の登山者の多さに驚くばかり。
何とか駐車場の一番奥に空きスペースを見つけ、駐車。まもなく始まる紅葉シーズンの時は、おそらく驚愕の大混雑となることだろう。
今日は快晴の予報、朝日が差し込む登山口を通り、沓掛山への登路をゆっくりと登り始める。久しぶりの牧ノ戸コース、気分が高揚してくるのが分かる。
高度を上げ途中の展望所で衣服調整。東の方角に由布岳の双耳峰が浮かんで見える。
沓掛山下の展望所では、阿蘇五岳の「寝観音」と呼ばれる山容が望める。
沓掛山から久住分れまでのゆるやかな登り、会話を交わし、周囲の展望を味わってのんびり歩ける大好きな登山道だ。
1時間ほど歩くと、左手に星生山の北西斜面が視野に入ってくる。
西千里浜に足を踏み入れると、久住山のピラミダルな山容が右前方に。
登山道の両側では、リンドウの可憐な花が今を盛りと咲き誇っている。
「やっぱりくじゅうはいいよなぁ」同じ言葉が何度も口をついて出てしまう。
大好きな星生崎の大岩峰。澄んだ秋空にそそり立つ威容は、何度見上げても圧巻だ。
帰りにその上まで行くから、待っとれよ。
久住分れ避難小屋でトイレを済ませ、まずは天狗ヶ城(1,780m)への登路に取りつく。息が切れ始めたら、周囲の絶景に目をやり一呼吸‥‥。
山頂から見下ろす御池(おいけ)、エメラルドブルー(だと思う)の湖面が目に鮮やかだ。
10時35分、中岳山頂(1,791m)着。N氏の奥様は、九州本土最高峰制覇である。
まだ時間が早いので、いったん東千里浜に下り、池ノ小屋に登り返してランチにしようというB氏。アクティブだなぁ。
中岳山頂から稲星山分岐まで一気に下っていく。
稲星山分岐から池ノ小屋まで登り返し、御池湖畔で一番展望が利く高台へ(御池の後方に見えるのは久住山)。
極上の景色を独占しながらのランチ、ぜいたくな時間である。
4時間近い山歩きで腹ペコだったので、おにぎりとカップ麺のうまさが身にしみる。
食後のコーヒーを楽しんだ後は、星生山の稜線歩きが待っている。
N氏の奥様は、今月23日に三俣山のお鉢巡りに挑戦する予定。そのトレーニングも兼ねての挑戦だ。
久住分れまでいったん戻り、まずは星生崎へと登っていく。
前を行く3人は元気いっぱい、ぐいぐい高度を稼いでいく。小生はこの時点でヘロヘロ状態であった。
星生崎から先はスリル満点の岩場歩き、続いて360度の眺望を楽しみながらの稜線歩きを終え、13時6分に星生山(1,762m)着。
N氏の奥様、初めての牧ノ戸コースで、くじゅう連山1700m峰を3座制覇である。
長者原の「花山酔」が本日の温泉。緊急事態宣言の解除を受け、営業を再開したようだ。残念ながら露天風呂は入浴不可だった。
湯船につかると、顔がひりひりするのに気づく。かなり日焼けをしたようだ。
風呂上がりにノンアルコールビールで喉を潤し、「ほぅっ」とため息をつく。今日も幸せな一日であった。
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