10月10日(日)は所属するアタック山の会の臨時山行日。今回は地元北九州の福智山(900m)、上野(あがの)登山口から八丁を経て山頂を踏み、鷹取山に立ち寄る周回コースを歩いてきた。
※ 本稿は2021年10月10日の山行記録を、10月12日にアップしたものです。
コースと活動概要
◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの。
08:02 上野登山口 ~ 09:11 大栂(おおつか)林道 ~ 10:23 八丁ケルン~ 10:37-11:05 福智山頂 ~ 11:42 上野越 ~ 11:55-12:52 鷹取山 ~ 12:57 上野越 ~ 白雲ライン ~ 14:15 白糸の滝 ~ 14:31 上野登山口
※ 参加メンバー:9名(アタック山の会メンバー8名、ゲスト1名)
活動時間(含む休憩時間) | 6時間28分 |
活動距離 | 7.4km |
累積標高上り/下り | 891m/894m |
カロリー | 3,253kcal |
写真中心の山行メモ
午前7時40分頃に上野登山口着。トイレ近くの駐車場は一杯だったので、左折して少し下り、上野峡の広い駐車場に車を駐める。
駐車場から舗装路を進み、登山道を示す大きな案内板の立つ三差路が取り付き点。ここを直進する。
分岐に「八丁越急登 上野越ガ楽」の案内板あり。Sリーダーは、迷わず(?)右をとる。
しばらく進むと、山頂から八丁を経て南西に伸びる主尾根に乗り上がる。白い砂れき混じりのえぐれた道をたどり、岩場を乗り越え登っていく。
結構きびしい登山道だ。
この日は10月だというのに残暑が厳しく、すぐに汗がしたたってくる。
40分ほど登ると、大栂(おおつか)林道に出合う。これから先が本日の核心部、標高差300m以上の急登を登ることになる。日陰で一休みし、英気を養うとしよう。それにしても暑い!
急登に取り付くとロープ場が始まり、予告通り「これでもか」というくらいのきつい登りが続く。息を切らしながら、目の前の一歩を着実に踏み出すしかない。
約1時間ほどあえいでいると、急に自然林が途切れ、一気に青空が広がっていく。
振り返ると、眼下に平野が開け遠賀川が望まれる。それまで鬱蒼とした樹林帯に視界をさえぎられてきただけに、爽快感はひとしおである。
帰りに立ち寄る鷹取山(620m)、山頂の山城跡もよく見える。
八丁ケルンで一休み。きつい登りだったなぁ。
つぼみを開いたリンドウが疲れを癒やしてくれる。
さあ、山頂まであと少し頑張るとするか。
10時37分、山頂着。小休止して、360度の大展望をしばらく楽しむことにする。
好天に恵まれた日曜日とあって、登山者が次々に押し寄せてくる。喧噪を避け、予定通り鷹取山で昼食とする。
上野越へ向かう下山路は、広葉樹に覆われたのどかな道。女性軍のおしゃべりもいや増すというもの。
上野越から約10分登り返すと、鷹取山(620m)着。広々とした山頂広場は、かつての山城跡。何人もの登山者が三々五々、展望を楽しんでいた。
「この山城の城主は誰やろか?」「う~ん、誰やろねぇ」と言葉を交わしていると、
「黒田官兵衛の配下の母里(もり)何とかさんよ。”酒は飲め飲め” の黒田節のモデルだったと思う。」とNさん。
帰宅して調べると、その通り。「黒田二十四騎の一人、母里太兵衛友信(もりたへえ とものぶ)を城主とした筑前六端城の一つ」とのこと。
鷹取山頂から仰ぎ見る福智山。1時間前にはあそこに立っていたんだ。
木陰でゆったりとランチを楽しみ、上野ルートで下山する。途中から「白雲ライン」を選び、右をとる。
最後は涼を求めて白糸の滝に立ち寄る。その後、舗装道を歩いて14時31分に登山口着。休憩も含めて6時間30分の山歩きだった。
2リットル準備した水を全て飲み干してしまうほど汗をかき、シャツもズボンもびしょ濡れの如きありさまであった。
夜のニュースでは、この日は最高気温30度越えだったとか。風呂で汗を流し、キンキンに冷えたビールを飲み干したうまさは格別だった。
よろしければ他の山行記事もどうぞ。50歳から山歩きを始めたシニアの山歩きレポートです。お役に立つ情報があれば幸いです。
◆ 過去の山行レポートは、こちら >カテゴリー「山行記録」関連記事へのリンク
◆ 福智山を歩く人のためのガイドブック紹介記事は、こちら >『福智山系 徹底踏査!』、福智山マイスターからの招待状