山行記録

四国遠征レポート(3) 剣山、「昼寝を誘われるような」広々とした山頂

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剣山の広々とした山頂台地

剣山の頂上に広がる草台地。広々とした開放感は何とも言えない。

※ 前回の記事はこちら >四国遠征山行レポート(2) 剣山登山口の見ノ越に向かう

※ 本稿は2019年5月2日の山行記録を、5月11 日にアップしたものです。

 

今回のコースと活動概要

◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの。剣山の山行軌跡図

07:05 西島野営場~登山リフト西島駅~(尾根道コース)~刀掛~ 07:35-07:42 剣山本宮宝蔵石神社~ 07:54-08:09 剣山頂(1,955m)~ 08:29-08:33 次郎笈峠~ 08:48-09:05 次郎笈~次郎笈峠~(遊歩道コース)~ 10:22 西島野営場

参加メンバー:3名(B氏、N氏、がしん)

活動時間(含む休憩時間) 3時間16分
活動距離 5.0km
高低差 263m
累積標高 上り/下り 553m/575m

 

西島野営場から尾根道コースをたどり、剣山頂へ

 野営場から数分で登山リフトの終点である西島駅に到着。ここから山頂へは3つのルートに分かれている。次の写真は大劔神社を経由する「遊歩道」コースの取付、このコースは下山に利用するため、最短距離の「尾根道」コース(トイレ裏が取付)を選ぶことにした。

剣山遊歩道コース取付の鳥居

遊歩道コース取付の鳥居

 尾根道コースという名称の割には、ゆるやかな勾配の整備された登山道が続き、いささか拍子抜けの感がある。周囲の木立の芽吹きはまだまだ。朝のさわやかな空気の中、歩を進める。今日はサブザック山行のため、足が軽い。まるでハイキングのような気分だ。

剣山の登山道

 約30分で山頂直下の剣山本宮に到着。拝殿後方の巨石の下に安徳天皇の御剣を埋めたという伝承あり。ここで参拝し、安全登山を祈念する。

剣山本宮神社

 社殿左横の階段を上りきると、視界が開け広々とした山頂が一望できる。「平家の馬場」と称される頂上台地には、土の流失を防ぐための木道が設置されている。そのまま木道に導かれ三角点が設置された山頂をめざす。7時54分に山頂着。

剣山

 深田久弥は、剣山頂の広々とした草地を次のように記している。

剣山の頂上は、森林帯を辛うじて抜いた草地で、その広々とした原は、昼寝を誘われるようなのんびりした気持ちのいい所であった。すぐ真向かいには、こちらより僅かに低いジロウギュウが中々立派であり、北方には幾重も山を越えて瀬戸内海の方が見渡せた。

(出典:深田久弥『日本百名山』)

 山頂で360度の大展望を満喫するつもりだったが、そこここにガスがかかっており、眺めはあまりよいとは言えない。南側にどっしりと構えた次郎笈(じろうぎゅう)の全容を見たいのだが、なかなかガスが晴れてくれない。残念である。

剣山

ガスに覆われた次郎笈、なかなか山容を現してくれない。

 

山頂から次郎笈へ、ガスの中の稜線歩き

 何はともあれ、稜線伝いの登山道を下り次郎笈をめざすことにする。晴天であれば、快適な「空中散歩」が楽しめただろうに‥‥。

 

剣山から次郎笈への縦走路

 山頂から約40分で次郎笈(1,930m)着。すっぽりとガスに覆われ、何にも見えない。周囲の登山者も「さっぱりだねぇ」とあきらめ顔。

次郎笈山頂

 ところが、次郎笈から剣山にもどり始めるとガスが一気に晴れてきた。剣山と次郎笈のコル(鞍部)にあたる次郎笈峠に着く頃には、青空の下、両山の美しい姿を仰ぎ見ることができるようになった。

 山はこうでなくては‥‥。

 剣山頂から軽快な足取りで下ってきた若者。

剣山

 小生の前を通り過ぎ、次郎笈に向かっていく。この展望を楽しみながら歩けるとは、うらやましい!

次郎笈

 

大劔(おおつるぎ)神社から西島野営場へ

 次郎笈峠には遊歩道コースへの分岐がある。これを左にとると、まもなく大劔神社の「御塔石」が見えてくる。この迫力はなかなかのもの。横の社殿と比較しても、その大きさがよく分かる。

大劔神社

 ここでも参拝。なるほど石の先端が鋭く尖り、剣のイメージが湧いてくる。

 

大劔神社

 参拝を済ませ、なだらかな遊歩道コースをのんびり下山すると、まもなく野営場が見えてくる。三つ並んだ小生らのテントも健在。野営場着が10時22分。テントを撤収し、見ノ越までゆっくり下山する。

剣山 西島野営場

 見ノ越に降りると、駐車場は満杯。車のナンバーを見ると、全国各地の地名が読み取れる。改めて人気の山であることを確認した次第。

 

西赤石山の登山口東平(とうなる)へ

 ラフォーレつるぎ山で汗を流し、往路で気になっていた店「手打ちうどん 田舎で暮らそうよ」に立ち寄る。釜玉肉うどん(釜揚げうどんに生卵と肉をトッピング)と山菜おこわを注文。かなり待たされたが、こしのある太めのうどんと肉・卵がベストマッチ、実にうまかった。

 17時40分頃に、西赤石山の登山口東平(とうなる)某所に到着。途中のスーパーで買った、刺身、あじの姿寿司、オージービーフ等で乾杯!

刺身

 

オージービーフのステーキ

フライパンがあれば料理のレパートリーが広がる。

  夜にテントを出てみると、満天の星。北斗七星のひしゃくの形がはっきり識別できる! こんなに美しい星空は久しぶりであった。

※ 本記事の続きはこちら >四国遠征山行レポート(4) 

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