山歩き 映画&ビデオ

映画『フリーソロ』、上映終了となる前に急いで劇場へ(お知らせ)

投稿日:2019年9月9日 更新日:

 本日は、あるドキュメンタリー映画のお知らせである。

 作品名は『フリーソロ』。2019年9月6日(金)に封切られたばかりの作品だ。まずは、次の予告編(2分27秒)をご覧いただきたい。

 エル・キャピタン、カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にある花崗岩の一枚岩。高さ975mのほぼ垂直にちかい断崖絶壁である。1958年に初登頂され、それ以後も多くのクライマーがこの壁に挑戦し続けてきた。

エル・キャピタン

 2017年6月3日、アレックス・オノルドという若者が、このエル・キャピタンの壁を「フリーソロ(命綱なしの素手による単独登攀)」で登りきることに挑み、成功した。

 本作はその挑戦する姿を1年以上にわたり追った、貴重な記録である。

アレックス・オノルド出典:映画『フリーソロ』公式サイト

 封切り日に鑑賞しすっかり心を奪われた小生、本作品のレポートを書き始めたのだが、日々の雑事に追われまだ書き終えていない。

 鑑賞レポートではなく、このような「お知らせ」という形でアップするのは理由がある。本作が地味な作品なので観客動員数が伸びず、1週間で上映終了となる可能性を憂慮したからだ(小生の独断と個人的な見立てである)。

 何せ福岡県内の上映館はわずか3館(九州全域で8館)のみ、小生が鑑賞した時は観客6名という状態。作品自体はアカデミー賞を始め、数々のドキュメンタリー関連の賞を総なめにしている傑作なのだが‥‥。

 少しでも多くの山好きの方、ドキュメンタリー映画愛好家にご覧いただきたいと考え、取り急ぎ「お知らせ」の形で紹介することにした。

 幸い、ブログ「一日の王」のタクさんが熱のこもった紹介記事(「映画『フリーソロ』‥‥完璧なアレックスを完璧に捉えた傑作ドキュメンタリー‥‥」を公開されている。そちらもご覧になった上で、一人でも多くの方に足を運んでいただけたらと願っている。

 心臓を鷲づかみにされる映像と、無心で極限に挑む崇高さ、クライマーたちの友情‥‥。あなたの心は、きっと素晴らしい感動に満たされることと思う。

フリーソロ出典:映画『フリーソロ』公式サイト

※ 『フリーソロ』のサイトはこちら >映画『フリーソロ』公式サイト 
  サイト内に上映館の紹介もあり。

※ 次はアレックス・オノルドのフリーソロの映像(フリーソロというスポーツの凄さとアレックスのスキルの高さに圧倒される)

よろしければ、映画や映像作品に関する他記事もどうぞ。「書きたい」と思った作品の記事だけなので、数は多くはありません。お役に立つ情報があれば幸いです。

◆ 過去の映画&ビデオの記事は、こちら >カテゴリー「映画&ビデオ」関連記事へのリンク

-山歩き, 映画&ビデオ
-, ,

執筆者:

関連記事

尾畠春夫さん

『尾畠春夫 魂の生き方』(2) 存分に人生を謳歌する80歳

 昨年3月でリタイヤした小生が本書(『尾畠春夫 魂の生き方』)で最も興味を引かれたのが、尾畠さんのセカンドライフ。「やりたいことをやろう」と、65歳の誕生日に魚屋を閉店した尾畠さん。いきなりボランティア活動に専念というわけではなかったようだ。

お知らせ:『砂の器』、北九州市で上映! 12月8日(土)より

2018年は松本清張記念館の開館20周年にあたるらしい。記念事業の一環として『砂の器』の上映が決まっているようだ。まだご覧になっていない方はもちろん、この機会にもう一度という方もぜひぜひ‥‥。

津端ご夫妻

お知らせ:『人生フルーツ』、北九州市で上映! 1月26日(土)より

 昨日、小倉昭和館のウエブサイトをのぞいてみると、『人生フルーツ』が期間限定(1週間)で上映予定であることを発見! 「樹木希林、名女優の軌跡をたどる特集」という企画で、『日日是好日』、『あん』と併せての上映のようである。

映画『人生フルーツ』、歳を重ねるほど人生は美しくなる (3)

 前回では、映画『人生フルーツ』の魅力として次の3点が指摘できそうだ、と述べた。1 見事で美しい「老」と「死」の実例が確かに在る。 2 「ときをためる」生き方が「老」を輝かせる。 3 夫婦円満の鍵は、「同じ方向」を向き「すき間」をつくること。
 今回は、その続きとなる。

映画『風の電話』(1) ~なぜ、自分だけが生き残ったのか?~

 岩手県大槌(おおつち)町の丘の上にある「風の電話」。「天国に繋がる電話」として知られ、多くの人が亡き人に思いを伝えに訪れる。映画『風の電話』は、この実在の電話をモチーフにして作られた作品である。


管理人の “がしん” です。
2018年3月にリタイヤしました。
このサイトは、シニアライフを楽しく生きるためのあれこれと、子や孫に語り伝えておきたい「人、もの、コト」の保管庫です。

もっと詳しいことが知りたい方は、こちらをどうぞ。

【好きなこと】旅行、山歩き、映画鑑賞、読書、酒…
【好きな言葉】「着眼大局、着手小局」
【家族】妻と二人暮らし。子2人、孫3人

  • 308882総閲覧数:
  • 5975月別閲覧数:
  • 216046総訪問者数:
  • 4078月別訪問者数:
  • 2019年1月24日カウント開始日:
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031