竹下和男先生(出典:子どもが作る ”弁当の日” サイト)
宮崎中央新聞社のWeb日本講演新聞サイトをのぞいていると、「弁当の日」プロジェクトの提唱者、竹下和男先生の講演記事が目にとまった。
「弁当の日」(現在は「子どもが作る “弁当の日 」と改称されているようだ)とは、子どもが自分でお弁当を作って学校に持ってくるという取り組み。2001年、香川県の小学校で竹下和男校長(当時)が始めた。 何を作るかを決めることも、買い出しも、調理も、弁当箱に詰めるのも、片付けも、子どもが行う。親も先生も、その出来具合を批評も評価もしないという約束だそうだ。
令和3年1月現在で1907校が実践しており、本ブログでも以前記事に取り上げことがある。(その時の記事はこちら)
鎌田實(かまた・みのる)氏の寄稿記事でこの取り組みを知った小生、竹下先生の著作も拝読、実際に講演もお聞きし、食は生きることの根幹、命の源、そして家族の絆の要(かなめ)であることに気づかせていただいた。
小生が65歳で完全リタイヤした後に、自分で昼食(カミさんと2人分)を作り始めるきっかけとなったのも、「弁当の日」プロジェクトに感化されたのが一因。小学生にできるのなら自分でもできるかも、と思い立った次第。
おかげさまで「シニアの自作ランチ」プロジェクト(?)も3年目を迎え、現在まで小生の昼食作りは何とか続いている。(ランチを作り始めの頃の記事は、こちら)
ちなみに昨日の昼食は、焼きうどん。予めうどん玉を電子レンジで温めておくと、早くおいしい焼きうどんができること。天かすを入れるとさらに美味くなるという小技も覚えてきた。
Web日本講演新聞サイトの記事は、竹下先生の実際の講演内容を要約したもののようだ。弁当の日をスタートした時の教職員や親ごさん達の戸惑い、子供たちの反応、弁当を作ることで子供たちが生きる力に目覚め、家族の絆が深まっていく様子がよく分かる。
リンク先を貼り付けておくので、お子さんをお持ちの方、弁当の日に興味をお持ちの方、食に関心のあるシニア男性を含め、多くの方々にぜひご覧いただければと思っている。
◆Web日本講演新聞サイト「転載・過去・未来」コーナー >その175 「弁当の日」がやってきた!~そのとき、子どもの「生きる力」が目覚めていく
岐阜県瑞穂市立瑞穂小学校弁当の日、子供たちの自作弁当が並ぶ
(出典:岐阜県「ひろがれ弁当の日」サイト)