コロナ禍が収束の気配を見せ始めたこともあり、久しぶりに氷結した御池(おいけ)を見たくなった。2月5日は北九州市長選挙だったが、これは期日前投票で対処。
知人に声をかけ、晴天のくじゅう連山へ出かけることにした。
※ 本稿は2023年2月5日の山行記録を、2月6日にアップしたものです。
コースと活動概要
09:36 牧ノ戸峠登山口 ~ 扇ヶ鼻分岐 ~(西千里浜)~ 11:38 くじゅう分れ ~ 12:10-12:38 御池 ~ 13:00 天狗ヶ城 ~ 13:14 くじゅう分れ ~ 扇ヶ鼻分岐 ~ 14:55 牧ノ戸峠登山口
※ 参加メンバー:5名(S氏、K氏、N氏、U氏、がしん)
活動時間(休憩時間) | 5時間19分(1時間24分) |
活動距離 | 9.6km |
累積標高上り/下り | 659m/659m |
カロリー | 1,525kcal |
写真中心の山行メモ
午前9時30分の牧ノ戸峠駐車場。既に満杯状態で、周辺道路の路肩もびっしりと車で埋まっている。50mほど下った雪深い路肩になんとか駐車し、準備を始める。
登山口をのぞいてみると、予想通り登路が凍結している。これはアイゼンを装着せねばなるまい。
この日は晴天の上に空気が澄み渡っており、周囲の山々の稜線がくっきりと鮮明だ。高度を上げていき、隣の涌蓋山の秀麗な姿が目に入るようになると、思わず歓声が上がる。
「由布岳もくっきりですよ」との声にうながされ、視線を右に向けると、おぅ!こちらもいいじゃないか。
「この展望を眺められるだけで、来た甲斐があったねぇ」と言葉を交わしながら、シャッターを切る。
凍結した登路を登りきり、いつも小休止する広場に立つと阿蘇五岳の涅槃(ねはん)像が出迎えてくれる。標高1,300mを超えた辺りに大気の層ができている。
根子岳、いつ見ても格好いいよなぁ。
この絶景を逃すまいと、何枚も写真を撮ってしまう。
沓掛山を過ぎれば、ご機嫌の雪山歩きが始まる。アイゼンを外し、踏みしめる雪の感触を楽しむとするか。
空は蒼いし、登山道は雪に覆われ、展望は素晴らしい。これ以上何を望むことがあろう。
扇ヶ鼻分岐では多くの登山者が華やかなウェアに身を包み、休憩中。みなさんこぼれるような笑顔である。
星生山を正面に見ながら進み、
右に進路を変えると、西千里浜の向こうに久住山のピラミダルな山容が望める。
テンション上がりまくりのU氏、撮影位置をひんぱんに変え、あれもこれもと撮影していらっしゃる。満足そうな笑顔を見ると、こちらまで嬉しくなってくる。
星生崎下の岩ゴロ道を巻くように進むと、巨大な久住山が大迫力でせまってくる。
蒼穹のど真ん中にそびえ立つ大岩峰、たまらんのぅ!
くじゅう分れへの下りの展望、何度も足を止めて山々の姿に見入ってしまう。
さて、くじゅう分れから御池(おいけ)を目指すとしようか。
12時10分、御池着、牧ノ戸登山口から2時間20分。氷結した御池は人だらけ、氷の世界を楽しむ登山者がそこここに。
持参したそりで遊ぶ子どもたち。一人前にチェーンアイゼンを付けているのが憎い。疲れを知らぬかのようなエネルギーに脱帽。
こんなお遊びをしている方々も。
御池を縦断し、振り返ると次々に登山者がやってくる。
この調子では、池ノ小屋はすし詰め状態でゆっくり昼食も食べられないだろうと判断。池の周辺で弁当を広げたが、寒さで体が冷え切ってしまう。
腰の痛みが気になるメンバーを考慮し、予定していた中岳はパス。天狗ヶ城を経由して、下山することにした。
13時00分、天狗ヶ城着。
山頂から御池を見下ろすと、かなりの高度感だ。人影が豆粒のように点在している。
天狗ヶ城を下り、後は往路をたどり牧ノ戸登山口へ帰る。帰路の疲れをいやしてくれたのが、このアヒルとペンギンの雪像。
こんな雪山の楽しみ方があるんだ、と妙に感心してしまった。
14時55分、無事に牧ノ戸登山口着。約5時間の雪山ハイクを堪能し、お決まりの「濃厚ソフトクリーム」を味わう。立ち寄った温泉が休業日なのが惜しかったが、それでも楽しかったなぁ。
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