山行記録

英彦山、三峰縦走路と北西尾根の歩き納め

投稿日:2022年6月21日 更新日:

英彦山 モアイ像

山中深くひっそりと佇むモアイ像

 「英彦山に臨時山行で出かけませんか?」とS氏からお誘いのメール。来月から登山が制限される北西尾根と三峰縦走路。アタック山の会のメンバーで歩き納めをしておきたい、という意図のようだ。

 北西尾根下山路から通称「モアイ像」にも足を伸ばす予定という。運がよければオオヤマレンゲと英彦山ヒメシャラに会えるかも、といそいそと出かけてきた。

※ 本稿は2022年6月19日の山行記録を、6月21日にアップしたものです。

コースと活動概要

◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの山行軌跡図 英彦山 モアイ像

 A地点(モアイ像分岐)からB地点(バードライン出合)までが、未整備ルート。GPS、地図、コンパス必携。初心者の単独行は危険です。

0846 豊前坊登山口 ~ 北岳の肩~ 1012 北岳 ~ 1052 中岳 ~ 1117 南岳 ~ 11:42-1215 中岳~(北西尾根)~ 1237 モアイ像分岐 ~ 1254 モアイ像 ~ 1317 バードライン出合 ~ 野営場分岐 ~ 1340 野営場 ~(九州自然歩道)~ 1406 針の耳 ~ 1428 豊前坊

※ 参加メンバー:9名(アタック山の会メンバー)

活動時間(含む休憩時間) 5時間45分(1時間41分)
活動距離 6.4km
累積標高上り/下り 689m/690m
カロリー 3,011 kcal

 

写真中心の山行メモ

 豊前坊登山口着が8時20分過ぎ。道路沿いの駐車場が満車のため、下の第二駐車場に何とか駐車。我々と同様、歩き納め登山の方々が押し寄せているようだ。

 高住神社で安全を祈願し、いつもの登山道を登り始める。

英彦山 歩き納め

 美しい緑のトンネルの中、一歩ずつ高度を稼いでいく。

英彦山 歩き納め 身も心も緑に染まるような登山道。「いいねぇ」「きれいねぇ!」の一言で思いは通じる。

英彦山 歩き納め

 溶岩の壁に到着。さぁ、オオヤマレンゲにお目にかかれるだろうか?

英彦山 歩き納め

 残念ながら、ほとんどの花はしぼみかけており、何とか見つけた一輪はこんな感じ。これでは「森の貴婦人」の愛称がだいなしである。

英彦山 歩き納め

 「先週はきれいに咲いていたのに‥‥」とSリーダー。せっかくなので、以前同じ場所で撮影した画像を貼っておこう。

英彦山 歩き納め

2006年6月18日撮影

 さあ、北岳までもう一頑張りだ。岩ゴーロの急登を進み、

英彦山 歩き納め

 長い木ハシゴを登り、

英彦山 歩き納め

 岩場を乗り越えると、

英彦山 歩き納め やっと、北岳にたどり着く。

英彦山 歩き納め

 北岳山頂直下のオオヤマレンゲはまだ花を残していたが、大勢で急斜面を下ると危険なため、遠くから眺めるだけでパス。

 次は中岳山頂の英彦山ヒメシャラに会いに行こうか。梅雨の晴れ間に恵まれ、北岳~中岳間のブナ林の縦走路を鼻唄まじりで歩いていく。

英彦山 歩き納め

 岩場を越えると中岳。

英彦山 歩き納め

 さっそく、山頂近くの英彦山ヒメシャラの木のもとへ急ぐ。残念、こちらも花の盛りは過ぎていたようだ。

英彦山 歩き納め

 漢字で書くと「英彦山姫沙羅」。花びらの端がほんのり桃色に色づくのが特徴の可愛い花。
 こちらも昔の画像を貼っておくとしよう。これで名前に「姫」がつくのも納得というもの。 

英彦山 歩き納め

2006年6月18日撮影

 中岳から南岳山頂を踏み、折り返して中岳山頂広場で昼食。周囲は登山者で一杯である。

 12時15分、昼食を終え、北西尾根を下り始める。上宮が望める最後の場所で、もう一度中岳山頂を顧みる。

英彦山 歩き納め

顔にはマスキング処理を施しています

 この眺めを次に見ることができるのは4年後かと思うと、少し感傷的な思いが湧くのは小生のみか。
 隣のK氏曰く、「4年後は、俺は80歳に手が届く。これが最後かも‥‥」と。

 北西尾根を下り始めて20分余り、Sリーダーが立ち止まった地点がモアイ像へ至る分岐とのこと。目印になる私標も赤テープも皆無である。

 ここから踏み跡も定かでない森の中を下っていく。GPSソフトと地図、コンパス必携のルートだ。

英彦山 歩き納め

 しばらく下っていくと、前方の木々の向こうに何か巨大な物が見えてくる。「あれだ~っ!」と女性陣から声があがる。

英彦山 歩き納め

 近づくと、巨大な岩石の塊だ。なるほど、これがモアイ像か。最上部の岩がずり落ちてこないのか、と少し心配になる。

英彦山 歩き納め

 右手を高く上げたSリーダーと比較すると、その巨大さがよく分かるというもの。

英彦山 歩き納め

赤丸が右手を上げたSリーダー

 じっと見つめていると、深い森に包まれ瞑想にふける巨人のように見えてくるから不思議である。この像と次に会えるのも、4年後になるなぁ。

 モアイ像から先は、急な谷を下るのみ。道などないから、少しでも歩きやすい場所を選び足を置いていく。石が滑って歩きにくい。

英彦山 歩き納め

 モアイ像から20分ほど下ると、突然前方が明るくなり、バードライン(野鳥観察路)に出合う。近くの道標番号は「20」を示していた。

英彦山 歩き納め

 ここからバードラインを道なりに進み、北西尾根ルートとの交差地点から左をとり、英彦山野営場をめざす。

 バードラインの荒れがひどいため、大事をとって野営場に下り、九州自然歩道を豊前坊まで歩くとのこと。

 13時40分、野営場着。

英彦山 歩き納め

 その後、県立英彦山青年の家敷地内の「針の耳」に立ち寄る。このすき間、「親孝行で心の清い人」だけが通り抜けられるそうだ。

英彦山 歩き納め

 心の清いTさんは、迷うことなく挑戦し成功!

英彦山 歩き納め 身も心も世俗の泥にまみれている小生は、辞退するほかなかった(笑)。

 14時28分、無事に豊前坊駐車場着。英彦山に名残を惜しんでいる方々が、まだ大勢いるようだ。

英彦山 歩き納め

 雨に遭うこともなく、英彦山の歩き納めを満喫できた。臨時山行を提案してくれたSリーダーに感謝である。

 よろしければ他の山行記事もどうぞ。50歳から山歩きを始めたシニアの山歩きレポートです。お役に立つ情報があれば幸いです。

◆ 過去の英彦山の山行レポートはこちら >
 初詣でを兼ねて英彦山へ
 初冠雪の英彦山、今季初の霧氷に出合う
 英彦山、新緑のシャワーを浴び、ケルンの谷から山頂へ
 英彦山、北西尾根の紅葉を撮り歩く
 英彦山、四王寺の氷瀑から厳寒の南岳へ
 英彦山、ドクロ岩を訪ね白岳経由で周回
 英彦山、新緑を求めて北西尾根へ
 英彦山、新緑にシャクナゲが映える深い森

◆ 過去の山行レポートは、こちら 
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