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『うんこ』の詩で大笑いしよう!

投稿日:2021年4月12日 更新日:

 

日本講演新聞

『日本講演新聞』2021年4月12日号(A4判で印刷したもの)

 『日本講演新聞 WEB 版』を購読し始めて3ヶ月になる。

 日本講演新聞とは、各種講演会を取材して、面白かった話、感動した話、心温まった話、ためになった話を講師の許可を得て掲載している新聞のこと。毎週月曜日発行なので、月曜日を心待ちにしている。

 今日は、同紙のバックナンバーから「絵本の読み聞かせ 生身の人間の温かさや感動を伝えて」(2009年5月18日号、25日号)という記事が再掲載されていた。

 その記事で紹介されていた子どもの詩を読み終えたとたん、吹き出してしまった。『うんこ』(なるおたかすみ作、鹿島和夫著『続一年一組せんせいあのね』所収)という詩である。

 孫引きで恐縮だが、紹介させていただこう。

がっこうからはしってかえって
うんこをしました

パンツをぬいだら
いきなり、にゅっとでました

ながいなあと見ていたら
べんじょのさきまでありました

大ごえでおかあさんをよんだら
ヒャーといってびっくりしていました

ぼくがしたうんこで
これが一ばん大きかった

おとうさんのちんちんより
すごくながいです

ぼくはよるまでながさなかった
おねえちゃんもびっくりして、
ものさしではかってくれたら
30センチもありました

 なんてすごい「うんこ」なんだろう! そしてなんて温かい家族なんだろう! 子どもの純な驚きや感動をまるごと受け止め、「すごいねぇ」とみんなで大騒ぎできる家族。
 大笑いした後、心がほのぼのと温かくなってきた。

 そういえば、わが家でもこんな大笑いのエピソードがあった。
 幼稚園児だったわが娘、テレビを観ながら「いいなぁ!」とうらやましそうな声。「何が?」と尋ねてみると、「あの人たち、お食事券をもらってるんよ」とテレビを指さす。

 画面に目をやると、某政治家の「汚職事件」のニュースだった‥‥。カミさんと一緒に爆笑したことを今でも覚えている。

一年一組せんせいあのね

 『けっこん』(せきぐちひでひこ作)という詩も紹介されていた。

おとうさんとおかあさんは
れんあいけっこんしたそうや

おとうさんはまじめで
いままでげっきゅうぶくろを
いっかいもふうをあけずに
もってかえってくれるねんて

おかあさんがおとうさんをすきになったのは
おとうさんから
『ぼくはあなたがじんせいこうろのとうだいや』
というてがみがきました

それでけっこんしたそうな

だからぼくはとうだいのこどもです

 子どもの発想の柔軟さと自由な表現には、脱帽するしかない。

 小生の孫たちは、7歳(男)、3歳(男)、1歳(女)。こんな「あのね」が、毎日繰り返されていることだろう。

 子どもの「あのね」という無邪気な語りに耳を傾け、いつまでも感動を共有できる家族でいてほしい。「まん防(まん延防止等重点措置)」が解除され、コロナ禍が一段落ついたら孫たちに会いに行こう。

 『うんこ』の詩を孫たちに読んでやったら、どんな顔をするだろう。みんなで大笑いして「うんこ」談義に花を咲かせたいと思った。

◆日本講演新聞の「日本一心を揺るがす」コラムを集めた本の紹介記事はこちら 
◆『日本講演新聞』の公式サイトはこちら 
◆『心揺るがす日本講演新聞』のYouTubeサイトは、こちら 

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