『日本講演新聞 WEB 版』を購読し始めて3ヶ月になる。
日本講演新聞とは、各種講演会を取材して、面白かった話、感動した話、心温まった話、ためになった話を講師の許可を得て掲載している新聞のこと。毎週月曜日発行なので、月曜日を心待ちにしている。
今日は、同紙のバックナンバーから「絵本の読み聞かせ 生身の人間の温かさや感動を伝えて」(2009年5月18日号、25日号)という記事が再掲載されていた。
その記事で紹介されていた子どもの詩を読み終えたとたん、吹き出してしまった。『うんこ』(なるおたかすみ作、鹿島和夫著『続一年一組せんせいあのね』所収)という詩である。
孫引きで恐縮だが、紹介させていただこう。
がっこうからはしってかえって
うんこをしました
パンツをぬいだら
いきなり、にゅっとでましたながいなあと見ていたら
べんじょのさきまでありました大ごえでおかあさんをよんだら
ヒャーといってびっくりしていましたぼくがしたうんこで
これが一ばん大きかった
おとうさんのちんちんより
すごくながいですぼくはよるまでながさなかった
おねえちゃんもびっくりして、
ものさしではかってくれたら
30センチもありました
なんてすごい「うんこ」なんだろう! そしてなんて温かい家族なんだろう! 子どもの純な驚きや感動をまるごと受け止め、「すごいねぇ」とみんなで大騒ぎできる家族。
大笑いした後、心がほのぼのと温かくなってきた。
そういえば、わが家でもこんな大笑いのエピソードがあった。
幼稚園児だったわが娘、テレビを観ながら「いいなぁ!」とうらやましそうな声。「何が?」と尋ねてみると、「あの人たち、お食事券をもらってるんよ」とテレビを指さす。
画面に目をやると、某政治家の「汚職事件」のニュースだった‥‥。カミさんと一緒に爆笑したことを今でも覚えている。
『けっこん』(せきぐちひでひこ作)という詩も紹介されていた。
おとうさんとおかあさんは
れんあいけっこんしたそうやおとうさんはまじめで
いままでげっきゅうぶくろを
いっかいもふうをあけずに
もってかえってくれるねんておかあさんがおとうさんをすきになったのは
おとうさんから
『ぼくはあなたがじんせいこうろのとうだいや』
というてがみがきました
それでけっこんしたそうなだからぼくはとうだいのこどもです
子どもの発想の柔軟さと自由な表現には、脱帽するしかない。
小生の孫たちは、7歳(男)、3歳(男)、1歳(女)。こんな「あのね」が、毎日繰り返されていることだろう。
子どもの「あのね」という無邪気な語りに耳を傾け、いつまでも感動を共有できる家族でいてほしい。「まん防(まん延防止等重点措置)」が解除され、コロナ禍が一段落ついたら孫たちに会いに行こう。
『うんこ』の詩を孫たちに読んでやったら、どんな顔をするだろう。みんなで大笑いして「うんこ」談義に花を咲かせたいと思った。
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