「バラの花が見たい」とカミさんが言う。どうやら若松区のグリーンパークで、恒例の「秋のバラフェア」が始まったようである。
そういえば3年前に出かけたきり、とんとご無沙汰であった(3年前の記事はこちら >)。
外は絶好の秋晴れ、コストコに買物に出かけるついでに、バラフェアを覗いてみることにした。
※ 本記事は、2021年10月28日の様子を10月29日にアップしたものです。
秋のバラフェア 2021
バラフェアが開催されるグリーンパーク
(出典:北九州市響灘緑地グリーンパーク 公式サイト)
バラフェアについてあれこれご託を並べるよりは、まずは艶やかなバラの姿をお楽しみいただきたい(素人写真で恐縮だが)。
会場には甘い香りが漂い、色とりどりのバラがこれでもかとばかり彩りを競っている。平日とあって入場者も少なく、広いバラ園をゆっくりと散策することができた。
眺めの良いベンチで弁当を食べるシニアの方々もちらほら‥‥。小生らも途中で買ったホット・ドッグとウーロン茶を取り出し、花の競演が楽しめそうなベンチに腰をおろす。
「遊びをせんとや生まれけん」、秋の日差しを楽しむ人々
広大な大芝生広場では、思い思いに秋の日差しを楽しむ人々がそこここに‥‥。緑陰の読書なんて、うらやましい限りだ。
遠くから子ども達の歓声が聞こえるので、声のする方へ歩いていくと‥‥。凄い数のブランコだ!
「世界最長のブランコで、ギネスに認定されてるみたいよ」とカミさん。全長が163.35mで100人乗りだそうだ。
なるほど、これなら順番を待たずとも、好きなだけ遊ぶことが可能だ。どの子も歓声を上げながら、いつまでもいつまでも漕ぎ続けている。
何とも楽しそうにブランコに興じる子ども達。見ているこちらまで心が弾んでくる。
力一杯こいで、思い切り声を挙げて、コロナなんか吹き飛ばせ!
芝生に視線を移すと、カラスの群れを追い回す男の子。
サッカーボールを奪い合う少年たち、
走ることそのものが楽しくてたまらないかのような幼児。
遊びをせむとや生まれけむ
戯(たはぶ)れせむとや生まれけむ
遊ぶ子供の声聞けば
我が身さへこそゆるがるれ (「梁塵秘抄」)
遊びをしようとして生まれてきたのであろうか。
あるいは、戯(たわむ)れをしようとして生まれてきたのであろうか。
(無邪気に)遊んでいる子供の(はしゃぐ)声を聞くと
(大人である)私の身体までもが、(それにつられて)自然と動き出してしまいそうだ。
バラと子ども達に、たくさんの元気をもらった一日だった。
「秋のバラフェア」は11月14日(日)まで開催とのこと。お好きな方はぜひ。
※ グリーンパークの情報はこちら >北九州市響灘緑地 グリーンパーク公式サイト