名刺なしの生活を始めて半年になろうとしている。サンデー毎日(?)の自由人なので、当初は名刺の必要性は感じなかったのだが、近ごろは個人用名刺(ブログ用)が必要になってきた。
これからシニアライフを始める方のご参考にでもなればと考え、個人用名刺作成の経緯を書きとめておくことにする。
目次
個人用名刺、「誰に」「何のために」渡すのか?
小生がブログ用名刺の必要に迫られた理由は二つある。理由の一つ目は、口頭説明の手間と時間を省略するためである。ブログ開設以来、次のような会話を何度も繰り返してきた。
「今度、ブログを開設したんですよ。」
「何ていうブログ?」、「どんな内容?」、「URLは?」、「スマホでも見られる?」、「どうすれば見ることができる?」「なぜ、ブログを開設したの?」‥‥。
ごもっともな疑問である。予め名刺を準備しておけば、差し上げて「実際にご覧になってくださいね」で済むことである。
もう一つの理由は、ブログ掲載の承諾をいただきやすくするためである。ブログで紹介したい個人、店、団体等に記事への掲載をお願いする際、名刺があれば少しは抵抗感が薄まるのでは、と思うからだ。
どこの誰とも知らぬ初対面の人物から「あなた(の店)を私のブログで紹介したい」と言われ、即承諾する人は少ないだろう。相手の顔を見て「どうしようか?」と一瞬迷うのが普通である。
名刺に印刷された情報が、被依頼者に小考する時間と精神的安定をもたらし、快諾を促す小道具となってほしい。
これが、小生の個人用名刺を渡したい相手と、渡す目的である。
掲載する情報を選択する。
個人用名刺の使用目的が「口頭説明の省力化」と「掲載承諾の促進」のためと定まれば、それに沿って掲載情報を選択すればよい。
小生の場合、掲載するのは次の4項目である。
- ブログ名称、アイコン(画像)、簡単なブログ紹介
- ブログのURLとQRコード
- ハンドルネームと本名
- 連絡用のメールアドレス(ブログサイトへの問い合わせアドレスは、ブログを見れば分かるようしている)
ぜひ入れたかったのは、QRコードである。ご存じのようにQRコードがあれば、スマホのカメラ読み取り機能で、瞬時に当該サイトを閲覧することができる。
”Google Analytics” によれば、本サイトをスマホで閲覧される方は、約17%いらっしゃるようだ。今後のスマホ閲覧者増加を考慮すれば、その利便性は図っておかねばならない。
逆にブログ用名刺に不要なものは、①所属組織名・役職名(当然である)、②住所、③電話番号である。ネット上のやりとりはメールやメッセージで簡単にできるため、住所も電話番号も必要としない。
もし、必要が生じれば、その時に改めて住所、電話番号を通知すればよい。
名刺作成ソフト、用紙、作業の実際
名刺の使用目的と掲載情報が決まったら、最後はどのようにして作成するかである。
- デザインの問題
出来合いのデザイン(テンプレート)を借用するか、全て自分でデザインするか。 - 印刷
業者に発注するか、自分で印刷するか。コストも含めて検討する。 - 用紙選定
どのような用紙に印刷するか。光沢か普通紙か、特注用紙(例:和紙等)か。
関係サイト等で名刺のテンプレート(ひな形)をあちこち探してみたが、好みのデザインはない。というか、QRコードを掲載したデザインそのものが皆無なのだ。結局、後日の変更の利便性も考え、自分でデザインすることした。
とりあえず印刷数は100枚で、自宅プリンタでの印刷とネット業者発注を比較してみた。自宅印刷は用紙が400円~600円とインク代金。ネット業者は、1000円程度が多かった。コストは余り変わらないと判断した。
業者発注の場合は、指定された2~4種類の用紙からの選択。自宅印刷は、自分で用紙を選ぶことになる。
最終的には、次の条件で自宅印刷を行った。所用時間は、デザインから印刷まで約3時間程度である。
- デザイン: ラベル屋さん9 (エーワン社のウェブサイト上で操作できる無料ラベル作成ソフト。名刺をはじめ多様なラベルを作成でき、作成したデザイン・データを保存して再利用可能)
- 使用用紙: エーワン マルチカード 名刺 100枚分 51131
- プリンタ: キャノン製インクジェットプリンタ MX923
現役を引退し会社や役所を離れても、人との関わりはこれからも続く。
この名刺は、どんな人とつながるきっかけとなるのだろう。作りながら、そんなことを考えていた。
[…] 問題の(?)記事は「ブログ用名刺を作ってみた、ご参考までに。」(2018年9月10日投稿)というもの。 […]