山行記録

春爛漫の平尾台をぶらりと散策

投稿日:2019年4月6日 更新日:

平尾台

平尾台の羊原群、石灰岩が羊の群れのように見える。

※ 本稿は2019年4月4日の山行記録を、4月6日にアップしたものです。

 訳あってこの2週間ほど日々の雑事に追われ、ろくに山に出かけていない。「晴山雨読」の生活に憧れる小生としては、欲求不満がつのるばかり。

 今日もやらねばならない案件があったのだが、外を見ると青空、気温は20度近くまで上がるだろうとのこと。9時を過ぎた時点で、矢も楯もたまらず自宅を飛び出したのである。

 車を走らせながら「さて、どこに行こうか」と思案を巡らす。所用で16時までには帰宅しなければならない。こんな日に近くで短時間の山歩きが楽しめる所と言えば、「平尾台」とすぐ答が出た。

 

今回のお題とコース

 急に思い立った山歩きなので、本日はお題なしである。春爛漫の平尾台で、陽光を浴びながらのんびり歩きを楽しむことに決めた。

◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの。
平尾台 軌跡図

10:30 茶ヶ床園地~九州自然歩道出合い~11:26-11:30 四方台~11:46-12:58 貫山(712m)~13:10-13:14 四方台~13:57-13:59 中峠~広谷湿原~14:20 茶ヶ床園地

参加メンバー:単独行

活動時間(含む休憩時間) 3時間50分
活動距離 7.22km
高低差 313m
累積標高上り/下り 614m/621m
カロリー 1,521kcal

 

春の陽光、散策の楽しさを満喫 

 茶ヶ床園地着が10時20分頃、平日というのに既に駐車場は満杯。というか、小生が遅すぎるのだが‥‥。近くの空き地に駐車させてもらう。

茶ヶ床園地

 居合わせた家族連れに、思わず「いい天気ですね」と声をかけてしまう。雲ひとつない青空にテンションが上がってくるのが分かる。

 はるか西方にホームグラウンドの福智山が遠望できる。あちらの空は少しかすんでいるようだ。

平尾台から望む福智山

 鼻唄を口ずさみながらのんびり歩いていると、若いお兄ちゃんたちが追い越していく。これからトレランのようだ。今日は気持ちのよい走りが楽しめることだろう。

平尾台

 こんな感じで石灰岩の間を縫って、散策路が続いている。

平尾台

 しばらく進むと、太平山(おおへらやま)から続く九州自然歩道に突き当たり、右折。まずは、四方台から貫山をめざすことにした。気温が上がり、汗がにじみ出してくる。

平尾台

 四方台への急登。一歩一歩着実に歩を刻めば、いつかは到着する。

平尾台

 四方台から貫山頂へ続く登路。この青空がたまらん! 

貫山

 山頂着が11時46分。行きがけにコンビニで買ったミニチキンラーメンと「鶏づくしセット」、鶏だらけのランチとなる。春の日差しを浴び、展望を楽しみながらの食事、これに飢えていたんだよな。

チキンラーメン

 食後のコーヒーを飲み終えると、猛烈な眠気に襲われてきた。草を背にして昼寝を決め込む。1時間近く完全に爆睡であった。近くの男性から笑顔で「よく眠っていましたね」と声をかけられる。ひょっとしていびきをかいていたのでは、と顔が赤らむ思いであった。

 まだ時間がありそうなので、四方台から中峠の草原歩きを楽しみ広谷湿原をのぞいてみることにする。右手に羊原群が臨める道を歩いていく。

平尾台の羊原群

 登山道の左右には、スミレがあちこちで開花して目を楽しませてくれる。

スミレの花

 広谷湿原まで足を伸ばし、鬼の唐手岩をパチリ。岩の最上部から若者の大きな笑い声が聞こえる。それ以外は、時折聞こえる鳥の声のみ。湿原にはまだ花の姿は見られなかった。

平尾台 鬼の唐手岩

 復路で道ばたに咲く可憐な花をパチリ、帰宅して調べると「ムラサキケマン」という名前らしい。

ムラサキケマン

 茶が床園地に帰着したのが14時20分。山桜が出迎えてくれた。

山桜

 1時間の昼寝を含め4時間足らずの散策だったが、晴天に恵まれ気持ちのいい山歩きができた。

 

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