7月17日(火)ざるうどん
暑い夏の昼食は、冷たい麺類が一番である。場数を踏んで、少しずつ料理の手際がよくなってきた。圧力鍋を使うのにもだいぶ慣れた。
7月18日(水)トーストとコンソメスープ
焼いたトーストにバターを塗り、レタス、ハム、トマトをのせただけ。即席コンソメスープにお湯をさし、砂ずりの炒め物(残り物)を温めて出来上がり。
※ 7月19日(木)~7月23日(月) 孫たちが里帰りし、出かけることが多かったため、ほとんど外食。
「男の昼ごはん読本」 昼食を自分で作る気になれるかも?
60歳で定年退職後、たまには自分で料理を作ってみようかと思い立ち、最初に購入した入門書が「男の昼ごはん読本」(ベターホーム協会)である。裏表紙に「2013年8月31日注文」との記載があるので、購入してまもなく5年になる。
この小冊子、小生のように初めて料理に挑戦(?)しようかと考えるシニア男性には、とても有り難い手引き書である。5年前は、今ほど男性対象の料理入門書が見当たらず、ネットであれこれ検索してたまたま発見した。しばらく本棚で眠っていたが、折に触れ斜め読みするうちに「これくらいなら、俺だって作れるだろう」と台所に立っていた。
本書は、amazonで次のように紹介されている。
男性のための料理教室を開催しているベターホーム。男性の料理の一歩として「昼ごはん」を提案します。「ふだん料理をしないので、家にいるときの昼ごはんに困る」という男性はもちろん、これから料理をはじめたい方や、男性のご家族へのプレゼントにもおすすめです。「料理はまったくはじめて!」という男性でもおいしく作ってもらえるよう、調味料や調理道具、包丁の使い方や火加減、ごはんの炊き方など、「基本のキ」も紹介。昼ごはんを作りながら、料理の基本が身につきます。主な食材は写真つき。量のめやすがひと目で分かります。迷いがちな材料には説明をプラス。作り方はひとつひとつの手順に写真をつけ、ていねいに説明していきます。初心者が忘れがちな火加減はマークをつけているので、失敗が防げます。作り方だけでなく、上手に作るためのコツも満載。「なぜそうするのか」理由も紹介するので、納得&身につきます。
小生が、本書を購入して良かった点は、
- 基本の「キ」から丁寧な説明がされている。
「塩ひとつまみ」と「塩少々」との違いは? ネギの「小口切り」はどう切るのか? 「中火」と「弱火」の違いは? 「小さじ1杯」とは山盛りかすり切りか?
女性であれば当然の知識であっても、シニア男性には、ちんぷんかんぷんである。料理以前の基礎知識が皆無の小生でも、よく分かるていねいな説明と写真に助けられた。 - 未経験者でも気軽に作れるレシピが16品紹介されている。
最初に紹介されている料理(?)は「目玉焼きごはん」。フライパンで焼いた目玉焼きをご飯の上にのせ、ネギと鰹節を散らした上にしょうゆ3~4滴かけて出来上がり、という極めて簡単なもの。ものの10分もあれば完成というシンプルさがいい。
小生は「目玉焼きごはん」の発展形として、ご飯の上にキャベツの千切りとサバ缶をのせた「サバ缶キャベツめし」を考案し、おいしくいただいた記憶がある。 - 男性料理教室の現場から得たノウハウが盛り込まれている。
本書の編集・発行元の「ベターホーム協会」は、男性料理教室を20年以上開催してきたとのこと。そこで分かった男性初心者の特徴を踏まえて編集されている。
たとえば、「なぜ、そうするのか」科学的理由の説明を求める、あいまいな表現が苦手で数字が好き、マニュアル通りにやろうとする、並行作業が苦手……、このような男性の傾向を押さえた説明や見せ方が工夫されている。 - 安くて薄い
税込価格300円(当時)、総ページ数48頁。他社の1000円超の男性用料理本に比べ気楽に購入できる上、わずか48ページの小冊子(B5判)なので気軽に台所に持ち込める。
「人生、楽しんだ者勝ち!」と言われる。「男性の生活自立」とかいう難しいことはさておき、「食べたいものを自分で作って食べられる幸せ」は、可能な限り享受したいものである。つい最近ランチを作り始めたばかりの小生が、あまり偉そうなことは言えないのだが……(汗)。
「栄養バランスが考え抜かれた宅配の弁当を食べ続けるよりも、自分で作ることが生きる力になるでしょう。おいしいと感じて食べることが、体にも心にも栄養になるのです。」
(出典:石蔵文信「60歳からの超入門書 男のええ加減料理」)
「男の昼ごはん読本」の情報はこちらへ > 「ベターホーム協会は『男の昼ごはん読本』を発行しました」
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