Go Toトラベル初利用、霧島温泉へミニ旅行

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Go To トラベル画像出典:Go To トラベル事業者向け申請サイト

 半年以上も続くコロナ禍と9月上旬までの猛暑。すっかり引きこもり生活に慣れ切ってしまい、外に出ようという気がなかなか起こらない。

 東京に住む娘が4連休を利用して帰省したのを機会に、噂の「Go To トラベル」を利用し、ミニ旅行に出かけることにした。

目次

Go To トラベルの分かりにくさ

旅行カバン(画像出典:Pixabay 

 「Go To トラベル」と言われても、情弱老人にはなかなか分かりづらい。観光庁のサイトをのぞくと次の4項目がポイントのようだ。

  • 国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の35%を割引(7月22日から開始)
  • 加えて、宿泊・日帰り旅行代金の15%相当分の旅行先で使える地域共通クーポンを付与(10月1日から開始予定)
  • 国の支援額(旅行代金割引+地域共通クーポン)は、1人1泊あたり2万円が上限(日帰り旅行は、1万円が上限)
  • 連泊制限や利用回数の制限なし

 既に利用している友人の話も耳にするが、いざ自分が利用するとなるとなかなかハードルが高い。小生が二の足を踏む理由は次の通り。

  • 分かりにくく、手続きが面倒そう。
    旅行社に足を運ぶのか、宿泊施設に直接申し込むのか、申し込みの時点で躊躇してしまう。おまけに、給付金を受け取るには旅行後に「事後還付手続き」をしなくてはならないとか。
  • 旅行費用の35%が給付金として支給されるが、15%の地域共通クーポンが支給されるのは10月1日から。それなら10月1日以降にゆっくり考えよう、とのけちな目論見のため。
  • 孫たちに会うために一番利用したい東京がキャンペーン対象外で、ワクワク感が乏しいため。

 

試しに申し込んでみるか‥‥

パソコンを使用する(画像出典:Pixabay

 今回、利用してみようかと思ったのは、娘の帰省がきっかけ。手続きの簡素化が進み、ネット旅行社を通じて申し込めば手軽に利用できるようになった、との情報も背中を押してくれた。キャンペーン期間中は何度でも利用できるので、「1泊2日のミニ旅行で試してみるか」とも考えたのだ。

 「温泉にどっぷりとつかり、おいしい物を食べ、のんびりと過ごしたい」との娘の希望もあり、少し遠いが霧島温泉(鹿児島県)への旅を選択。Googleで「Go To トラベル 霧島」で検索し、会員登録をしている「じゃらん」サイトをのぞいてみる。

 「Go To」の対象プラン(ページ)から宿泊先を選択し、必要事項を入力後に送信。以上で申し込み終了。予約確認のメールを受け取り35%引きの料金であることを確認して、手続きは終了。いたって簡単なものであった。

えびの高原から仰ぐ韓国岳

往路に立ち寄ったえびの高原から仰ぐ韓国岳(からくにだけ)。4連休最終日で観光客も多かった

 

実際に利用してみると‥‥

 旅に出発したのが4連休最終日の9月22日(申し込みが遅かったため、この日しか空室はなかった)。北九州を午前8時過ぎに出発し、鹿児島県の霧島温泉郷をめざす。久しぶりの長距離ドライブとあって、何となくワクワク感が湧き上がってくる。

秋空の鱗雲

往路のSAで見上げた鱗雲、いつの間にか季節は秋になっていた。

 宮崎県のえびのICで流出し、えびの高原に立ち寄った後は霧島温泉郷の霧島ホテルに直行。娘とカミさんのお目当ては、このホテルの「庭園大浴場」とおいしい料理。家族で何度か訪れたことのある思い出のホテルだ。

 このホテルの庭園大浴場。50mプールのような大浴場いっぱいのお湯が圧巻。1分間にドラム缶50本分の温泉が湧出するという豊富な湯量に圧倒される。14時チェックイン可の宿泊プランを選択しておいたので、さっそく温泉に直行。

 日頃はカラスの行水の小生も、この日は1時間近く広い湯船につかり、4種類の源泉を存分に堪能することができた。

霧島ホテルの庭園大浴場霧島ホテルの庭園大浴場(混浴)。とにかく広くて圧巻だ。
(画像出典:公益社団法人 霧島市観光協会

 夕食は絶品の郷土料理に舌鼓を打つ。給仕を担当する女性によれば、「コロナ禍で当ホテルも3ヶ月間休業していました。この4連休は、全室満室で嬉しい悲鳴です。」とのこと。その笑顔を拝見し、こちらまで嬉しくなってきた。せっかくいただいた給付金10万円、有効に活用しなくては。

霧島ホテルの料理画像出典:霧島ホテル

 夕食後に娘とカミさんは連れだって庭園大浴場へ。本日2度目の入浴である。19時30分から22時までは女性専用時間で、大手を振って(?)歩き回れるのが魅力らしい。晩酌で酩酊気味の小生は、そのまま爆睡だった。

 翌朝も午前5時からゆったりと湯船に浸かり、朝風呂を楽しむ。極楽、極楽‥‥。

 チェックアウトの支払いの折に確認したが、間違いなく35%引きの料金であった。東京在住の娘は対象外かもと予想していたが、じゃらんに登録している小生の現住所で判断したのだろう。

 「3人で旅行に行けば、1人無料になるのよね」と娘。35%給付と言われてもピントこないが、3人行けば1人タダと言われると、お得な気分に満たされる。タダとか無料という言葉に弱い小生、具体的な割引き額を目にして、にんまりであった。

霧島神宮の境内

4連休明けのウィークデイとあって、境内の人影もまばら

 帰路に霧島神宮に立ち寄り、日本国の弥栄(いやさか)と家族の幸せを祈念して参拝。わずか1泊2日の駆け足旅行だったが、温泉と絶品の料理を満喫し、それなりに楽しい2日間であった。

霧島神宮荘厳なたたずまいの霧島神宮(画像出典:公益社団法人 霧島市観光協会

 あと2日で10月、東京発着のGo To が始まり、地域クーポン券も利用できるようになる。キャンペーンは、「Go To イベント」、「Go To イート」と続く。

 国民総出で内需拡大、雇用確保、経済回復に楽しく協力し、日本を元気にしていく季節が始まる。キャンペーンは予算枠を使い切ったら終了のため、東京都民の利用が始まったら、すぐに終わりの可能性が高い。

 小生は、孫の顔を見に上京するプランを物色中である。

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