やっとブログ記事を書けるゆとりができた。小生が居住する「パール・マンション」(仮称)の大規模修繕工事の業者選定が終わったからだ。
令和3年度は給水管改修工事を実施する予定。4月中旬に数社を指名して「見積り合せ」を行い、つい先日施工業者を内定し終えたばかりだ。
数千万円の金額が動く工事を発注するとなると、安易な選定を行うわけにはいかない。昨年7月から月1回ペースで勉強会を続け、工法の比較検討、工事範囲の絞り込み、資金の確保と業者選定、という一連の作業が一段落ついたという次第。
さて、今回は忙しさの合間をぬって出かけた犬ヶ岳(1130m)のレポート。
GWの頃の犬ヶ岳は、ブナやナラの新緑が見事なだけでなく、稜線には国指定天然記念物のツクシシャクナゲが淡紅色の花を咲かせ、実に楽しく歩けるお気に入りの山なのだ。
昨年は裏年だったのか、全くシャクナゲの開花を目にできず残念な思いをしたが(その時のレポートはこちら)、今年のシャクナゲはなかなかのものだった。
花も終わり発表の時期を失した感もあるが、自身の備忘も兼ね、レポートをアップしておくことにする。
※ 本稿は2021年5月3日の山行記録を、5月13日にアップしたものです。
コースと活動概要
◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの。
08:20 犬ヶ岳登山口 ~(うぐいす谷コース)~ 09:15 経読林道出合 ~ 09:52-10:07 笈吊峠 ~ 10:38-10:47 釈迦岳 ~ 11:00-11:15 犬ヶ岳 ~ 11:21-12:06 二ノ岳(昼食)~ 大竿峠 ~(恐ヶ淵コース)~ 13:14 恐ヶ淵 ~ 14:03 登山口
※ 参加メンバー:3名(B氏、N氏、がしん)
活動時間(含む休憩時間) | 5時間45分 |
活動距離 | 7.9km |
累積標高上り/下り | 935m/947m |
カロリー | 2,989kcal |
写真中心の山行記録
他に書きたい記事もあるため、今回は写真中心のお手軽レポートで勘弁していただこう。
午前7時50分の登山口駐車場。何とか最後の空きスペースに駐車することができた。皆さん、お早いですなぁ。
差し込む木漏れ日と新緑、いいお天気になりそうだ。
新緑の美しさに包まれた登山道を進む。
急坂をジグザグに登ると、経読林道に出る。
経読林道から笈吊峠にいたる登山道、個人的にはここが最高の新緑ポイントと思っている。肺の奥まで緑に染まるようだ。
岩を覆う苔との取り合わせも素晴らしい。ゆっくり歩を進めながら、生命のエネルギーを受け止めていく。
笈吊峠が近づくにつれてアブラチャンの群生が増え、陽光が緑を蛍光色のような輝きに変えていく。山を歩く幸せを心から感じるひとときだ。
高さ約30mほどの笈吊岩の鎖場。最も険しい1番の岩場を三点確保でぐんぐん登るB氏。
鎖場の途中で展望を楽しむN氏。「イイっすねぇ!」と口ぐせが出る。
笈吊岩を登りきると、艶やかなシャクナゲが出迎えてくれる。さぁ、ここから犬ヶ岳までがシャクナゲ・ロードだ。麗しい色どりをたっぷりと楽しむとしよう。
ここもあそこも満開のシャクナゲだらけ。たまらんなぁ‥‥。どうやら絶好の開花期に遭遇したようである。
これから開こうとする花弁も可憐だ。
ぷっくりと膨らんだつぼみも捨てがたい。
少し歩いては歓声を上げ、しげしげと見入りシャッターを押す。この繰り返しでなかなか前に進めない。
「こりゃあ、切りがないよなぁ」と言葉を交わしながら、40分ほどかけてシャクナゲ・ロードを通り抜ける。
午前11時、犬ヶ岳山頂の避難小屋(?)に到着。登山口から2時間40分かかった。
時間もまだ早いので、この先の二ノ岳辺りで昼食としようか。この先の稜線歩きもご機嫌な縦走路が続いている。
下山時に見つけた巨木。かくしゃくとした佇まいと存在感にしばらく目を奪われてしまった。
圧倒的な緑の量、思わずシャッターを押してしまう。
恐ヶ淵の渡渉点。鎖をたよりに向こうの岩に飛び移る。ここは注意が必要な場所だ。
登山口の近くで咲いていた白いシャクナゲ。
下山後は 求菩提(くぼて)キャンプ場でテントとタープを設置し、車で7,8分ほどの「くぼて鷹勝卜仙の郷(ぼくせんのさと)」で温泉にどっぷりと浸る。
キャンプ場で入浴券(400円)を購入すると、300円引きの値段だった(通常は大人700円)。
今晩は七輪で焼肉。ラム肉、牛肉、ホルモン‥‥。爽やかな空気と新緑に満たされた野外で食べる焼肉。ビールが進む、進む。
いつものようにワイン、焼酎と突き進み(?)、たき火を囲んであれこれと談笑が続き夜が更けていく。今日も楽しい山歩きができ、ありがたい、有り難い。
※ おまけ
翌日、帰路に立ち寄った「森の家」の「でいだらぼっちの椅子」
よろしければ他の山行記事もどうぞ。50歳から山歩きを始めたシニアの山歩きレポートです。お役に立つ情報があれば幸いです。
◆ 過去の犬ヶ岳の記事はこちら >犬ヶ岳、新緑に染まる登山道をたっぷりと歩く
◆ 過去の山行レポートは、こちら >カテゴリー「山行記録」関連記事へのリンク