約10日ぶりのブログ更新である。7月末から実家の片づけ作業で悪戦苦闘(?)の日々が続き、ブログを書く余裕がなかったのだ。もっともオリンピック中継はきちんと観戦していたが‥‥(笑)。
8年前に母が逝去して以来、実家はずっと空き家状態である。2ヶ月に一度、換気と除草のため通ってはいるが、きちんとした手入れができているわけではない。
7月末に訪れてみると、庭や畑(家庭菜園用)は雑草でほぼ「ジャングル」状態。伸び放題の枝が、我が物顔に隣家や道路にはみ出している。
さすがにこれはまずかろうと、除草や樹木剪定に取りかかるが、2、3日で終わるような代物ではない。
最後は数日間泊まり込みで作業を行い、雨天時は住戸内の片づけや遺品の整理に汗を流すことになった。
目次
空き家管理で頭を悩ますこと
小生と同様、両親を看取った後の実家が空き家となり、その維持管理に頭を悩ます方も多いと聞く。
一般的に空き家管理で留意することは、次の3点だとか。
- 換気
空き家の劣化が進む一番の原因は、換気されずに空気がよどむこと。湿気とホコリがたまってカビが発生。カビはどんどん繁殖して木部を腐食させ、虫やシロアリ発生にもつながる。
小生がやっていることは、訪れた時に窓や扉などの開口部を開け放し、1~2時間程度風を通しているだけ。 - 除草と植木の剪定
定期的な除草を行わないと、あっという間に雑草が生い茂りジャングル化する。害虫発生の恐れもある。また敷地からはみ出した樹木が近隣住民とのトラブルに発展することも。
我が実家の場合は父が作業していた畑もあって、除草面積は結構な広さとなる。定期的な除草を怠ると、刈り払い機を使ってもかなりの作業量だ。 - 防犯対策
何日も無灯火状態が続けば、無人の住戸とすぐ分かる。さらに雑草が生い茂り、庭木の手入れがされていなければ空き家であることは一目瞭然。
防犯灯の設置等、何らかの対策を検討しなければならないが、先送りにしてきたのである。 - その他
この他にも建物(含む雨漏り)の点検、水道管の通水、ポストの郵便物のチェック等も必要。ご近所への挨拶と何かあった場合の連絡依頼(連絡カードを渡しておく)もしておいた方がよいとか。
定期的な除草は月1回に増やすとして、今回は住宅劣化の元凶である換気をどうにかしたいと考えた。
「24時間くりかえしタイマー」をネットで検索
「せっかく換気扇があるんだから、これが毎日使えたらねぇ」とは、カミさんの弁。
うちの実家は2階建てで玄関ホールが吹き抜けとなっており、吹き抜けの最上部に換気扇が設置されている。
この換気扇を作動させると、かなり短時間で住戸全体の換気ができるのだ。
この換気扇を毎日定時に作動させ、一定時間後に電源オフできれば申し分ないのだが。思いをめぐらすうちに、居住するマンションの外灯はタイマーで点灯・消灯をしていることを思い出した。
さっそく、「24時間タイマー 家庭用 くり返し」でグーグル検索すると‥‥、あった、あった!
いくつかある商品から選んだのは、パンソニックの「24時間くりかえしタイマー(1mコード付) WH3311WP」という商品(amazonで税込み2,600円)。
同じ製品で「コード無し(コンセント直結式)」を希望する場合は、「24時間くりかえしタイマー WH3301WP」(amazonで税込み2,618円)を選ぶことになる。製品番号の下二桁が違うだけなので、要注意である。
これより安価なタイマー(恐らく中国製?)もあったが、安全性と信頼性を重視し、国産メーカー品を選択した(漏電で火災が起こるのが怖い)。
amazonで注文したら、翌日には配達された。便利な時代である。
タイマーの使い方
本タイマーの使い方は実に簡単。昔ながらのアナログ設定なので、一度やってみれば、使い方を忘れることはまずないだろう。
電源オンにしたい時刻に赤いピンを、電源をオフにしたい時刻にグレーのピンを差し込めばOKだ。具体的には、次の手順を踏めばよい。
- 電源周波数切替レバーで周波数をセットする(西日本60Hz、東日本50Hz)。最初の1回だけセット。
- 設定ピン(赤:オン、グレー:オフ)を抜き、希望する時刻に差し込む(15分単位)。
- ダイヤルを回し、現在時刻を合わせる。
- タイマーをコンセントに差し込み、接続したい器具のプラグを差し込む。
さっそく手近な扇風機に接続し、テストしてみる。問題ないことを確認し、換気扇の運転時間を設定してみた。
具体的には、朝のさわやかな外気を入れるために5時から7時まで運転。住戸内にこもった昼間の熱気を排気するために18時から20時まで運転とした。
近日中に実家に出向き、換気扇に接続することにしよう。
タイマーのさまざまな利用法
amazonで本タイマーを購入した方々のレビューを拝見すると、様々な用途で利用しており、興味深いものがあった。
使用目的は「節電、防犯、目覚まし」のためというのがほとんど。たとえば‥‥、
- ベープマット(殺虫剤)の電源切り忘れ防止に。
- オイルヒーター、電気こたつ、電気毛布、トイレの深夜暖房等の予熱及び電気の切り忘れ防止のため。
- 朝の目覚まし代わりに、スポットライトやラジオの電源を入れる。
- 防犯のため、軒下や玄関のLED照明に使用する。
- スマホやモバイル機器の過充電防止(リチウムイオン電池の劣化防止)のため。
ほかにもアイディア次第で面白い使い方ができそうだ。空き家の防犯灯にもこのタイマーを利用してみるかな。