9月も半ばを過ぎ、朝夕めっきり涼しくなった。くじゅうに秋を告げるリンドウ(竜胆)が開花している頃である。3連休の喧噪を避け、本日(9月18日)白口岳(1,720m)山頂のリンドウに会いにいくことにした。
目次
本日のお題とコース
本日のお題はただ一つ
秋の訪れを知らせてくれる花、リンドウ。その清楚で可憐な姿を楽しむ。
◆コース
牧ノ戸登山口~久住分れ~池の小屋~(稲星山と白口岳の)鞍部~白口岳(ピストン)
スマホGPSソフトの “YAMAP” によれば、小生の活動記録は次のようになっていた。
活動時間:5時間31分(休憩除く)、高低差:410m、
累積標高上り/下り: 738m/724m 、活動距離:12.4km
高低差410mでは、山行というより山「歩き」と言った方がよい。実際、白口岳山頂に立っても登頂したという実感は湧かなかった。まぁ、リンドウ観賞が目当てなので良しとしよう。途中何度も写真撮影で立ち止まっているため、活動時間は参考にはなるまい。
牧ノ戸登山口から白口岳へ
牧ノ戸登山口を出発したのが9時4分。電光掲示板の気温は18度、爽やかな秋の空気を胸一杯に吸い込む。3連休明けの火曜日というのに、第一駐車場は既に半分近くが登山者の車で埋まっていた。
ウォーミングアップを兼ね、ゆっくりと沓掛山へ歩を進めていく。途中の展望台で汗をふくと、もうススキが穂を開いている。くじゅうには確実に秋が訪れているようだ。
平日のせいか、登山者はごくまばらである。静かな山行を期待しつつ、沓掛山から歩を進める。出発時間が遅かったため、寄り道をせずまっすぐ白口岳をめざす。扇ヶ鼻分岐を過ぎたあたりから、登山道の左右にリンドウと秋のキリンソウがひんぱんに姿を表すようになる。
リンドウ(竜胆)、秋の訪れを知らせてくれる花。清楚で上品、小さく可憐な花姿に妙に惹かれる。9月以降、くじゅうの登山道のあちこちで薄紫の花を見ることができる。
花が次々と現れると、とたんに写真撮影が忙しくなる。目に入る花全てが好被写体に見え、何度も立ち止まりシャッターを押す羽目となる。
当初は曇り空で少しガスもかかっていたが、西千里浜を歩く頃には青空が少しずつ広がってきた。星生崎の横を通り過ぎると、屹立する岩壁が格好よく見えたので、おもわずパチリ。本格的な秋空に比べると、まだまだ色味が薄いなぁ。
この後、久住分れ、御池、池ノ小屋とお決まりの風景を眺めながら進む。
お決まりのコースを進み、中岳と稲星山の鞍部に到着。ここから白口岳の取付地点への登山路、草がうっそうと生い茂り視界がほとんど利かない。おまけに、左右から覆い被さる小枝が顔に当たり、ストレスがたまる歩きにくい道となっている。慎重に踏み跡をたどれば問題はないのだが、初心者の方は少し不安になるかもしれない。
不快な思いをしたくないのなら、いっそ稲星山へいったん登り、そこから稜線歩きで白口岳取付地点まで歩いた方がよいと思う。
(出典:「山旅クラブ」収録登山地図「_広域_九重_山系」)
白口岳取付地点にある道標。白口岳への取付地点にはテープが巻かれていた。
白口岳山頂着が12時1分、コースタイム約3時間である。登山者は他に誰もいない。約1時間山頂にいたが、出会った登山者は一人だけだった。大展望を独り占め状態で、ゆっくり昼食とコーヒーを楽しむ。
本日は、コンビニの「鶏づくしセット」と「きのことベーコンパン」、フリーズドライの「なめこ入りみそしる」というお手軽ランチである。
リンドウの花あれこれ
登山道のあちこちで見かけたリンドウの写真を何枚か、紹介させていただく。素人がコンパクト・デジカメで撮影したものなので、できばえは期待されない方がよい。雰囲気だけお楽しみいただきたい。
帰路は、来た道をそのまま戻るだけ。登山道左右のリンドウに目をやりながら、ぶらぶら歩きを楽しむ。15時30分にカミさんに牧ノ戸駐車場で拾ってもらい、帰路についた。
カミさんによれば、牧ノ戸登山口で小生と別れた後、長者原自然散策路を散策し、筋湯温泉で入浴。その後長者原で昼食、昼寝、読書、ネット等を楽しみ、くじゅうの秋を満喫したとのこと。
今日も一日楽しく過ごさせていただき、感謝々々である。
スーパーボランティア・尾畠春夫さん、「情熱大陸」に登場
9月23日(日)23時から「情熱大陸」(毎日放送系)で放送されるとのこと。福岡はRKB毎日放送にて。
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