本日はアタック山の会の月例山行日。先月の例会は雨天で中止したため、干支(えと)登山の再挑戦である。
訪れるのは山口県光市の虎ヶ岳(414m)。寅年にちなみ「虎」のつく山を探した結果、ここに落ち着いたとのこと。
長く続いた寒さも緩み、穏やかな春の陽光を浴びながらの山行であった。
※ 本稿は2022年2月27日の山行記録を、3月3日にアップしたものです。
コースと活動概要
0940 門前橋前の駐車場 ~ 0948-0957 渓月院(参拝)~ 1022 三角点 ~ 1047 岩岳 ~ 1139-1223 虎ヶ岳 ~ 1244 烏帽子岳 ~ 見晴台 ~ 降松神社末社「来巻神社」~烏帽子岳 ~ 1359-1415 虎ヶ岳 ~ 1418 常安寺分岐 ~ 1455 常安寺 ~ 1541 駐車場
※ 参加メンバー:12名(アタック山の会メンバー)
活動時間(含む休憩時間) | 5時間59分 |
活動距離 | 10.2km |
累積標高上り/下り | 684m/686m |
カロリー | 3,085kcal |
写真中心の山行メモ
ロシアのウクライナ侵略のニュースが、連日マスコミを賑わしている。「ウクライナは遠いですから‥‥」と、対岸の火事のように語った外務省職員がいたとか。
ロシアは日本と国境を接している隣国。ウクライナで起こったことがいつ北海道に起こっても不思議ではない、と不安に思うのは小生だけだろうか。
戦争の恐怖におびえるウクライナの子どもと孫の顔が重なり、何となく気が滅入る毎日である。
閑話休題。長かった冬の寒さが緩み始め、山歩きに最適の季節が訪れようとしている。本日の天候は晴れ、気温も14度近くまで上がるとの予報だ。
北九州を午前7時に出発。高速道路で山口県の熊毛ICを降り、渓月院の門前橋前にある駐車場に着いたのが午前9時30分。5台程度駐められそうな駐車場で準備を済ませ、登山口のある渓月院まで舗装道を登っていく。
やがて、赤い石州瓦(せきしゅうがわら)に覆われた渓月院(曹洞宗の寺院)に着く。
境内の紅梅を愛でた後に参拝を済ませ、左手の登山口に取り付く。
登山道はよく踏み固められた緩やかな上り。2ヶ月ぶりの山行ということもあり、歩きながらの談笑が絶えない。
やがて傾斜がきつくなり、
会話も途切れがちとなる。自然林に覆われた登山道に柔らかな春の日差しが差し込んでくる。
10時47分。駐車場を出発してから1時間足らずで、鉄塔のある岩岳展望台(294m)に到着。
この岩岳から虎ヶ岳、烏帽子岳、茶臼山へと続く縦走路は「光アルプス」と呼ばれ、地元の人々に親しまれているらしい。
豊かな自然林に包まれた縦走路は、適度なアップダウンが続き、森林浴が楽しめる快適な登山道だ。
11時39分、出発から約2時間で虎ヶ岳山頂に到着。青空と展望を楽しみながらランチをとる。
昼食後は、烏帽子岳に向かって歩を進める。
12時44分、烏帽子岳山頂着。眼下に周防灘が広がる展望が開ける。あいにく国東半島は見えなかった。
この後、見晴台、降松神社末社「来巻神社」を参拝し、往路をもどる。
常安寺分岐から縦走路を左に外れ、常安寺登山口へと下る。
ここから先は、急な谷筋の下りがしばらく続く。
虎ロープを頼りに慎重に急坂を下る。
分岐から下ること約40分で、常安寺登山口着。広々とした駐車場が整備された登山口だ。
常安寺からは舗装道を下り、笠の川に沿った田舎道を門前橋前の駐車場までテクテクと歩く。結構な距離(徒歩40分以上)である。
「常安寺に車をデポしておけばよかったねぇ」、「次はそうしましょうか」という会話を交わしながらふと考えた。次回ここを訪れるのは、恐らく12年後の寅の年。小生は81歳になっている。
いつまで歩けるか分からないが、次の寅年登山の可能性は低そうである。春の陽光を楽しみながら、「一期一会」という言葉が妙に印象に残る山行であった。
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