奈良&京都見聞録(17) 常寂光寺、嵯峨野の錦秋を満喫する

投稿日:2022年12月24日 更新日:

常寂光寺 紅葉

常寂光寺の散り紅葉

 京都2日目の11月21日(月)は、午前中に東寺の弘法市で掘り出し物を探し、午後は東山エリアの清水寺から円山公園までを散策。夜は京都最大の繁華街・四条河原町を歩いた。

 見聞録を書くべきだが、省略することにした。余りの人出の多さに興がそがれ、書きたいというモチベーションがなかなか湧いてこないのだ。

 なお、弘法市については過去記事があるので、関心のある方はご覧いただきたい。本記事では紅葉狩りの旅3日目の様子をお伝えするとしよう。

◆弘法市の過去記事はこちら >奈良&京都見聞録(11) 東寺の終い弘法で、掘り出し物を探す
◆前回の記事はこちら >奈良&京都見聞録(16) 醍醐寺、広大な寺域と歴史の重さに圧倒される

※ 本稿は2022年11月20日の記録を、12月24日にアップしたものです。

常寂光寺、紅葉の饗宴に息を呑む

 本日は2022年11月22日(火)、ジジババ2人の旅に娘が合流する日である。JR京都駅に出向き、新幹線で到着した娘と待ち合わせ。そのまま紅葉の名所嵯峨野に向かう。

 平日なので少しは観光客も少なかろうと思ったが、列車内は満員。JR嵯峨嵐山駅に着くと、人波はどっと駅南側の渡月橋方面に動いていく。
 小生らは駅の北に抜け、ほとんど人通りのない一般道をのんびりと歩く。

常寂光寺 紅葉

 15分ほど歩くと、「嵯峨野めぐり」の案内板が目に入る。目ざす常寂光寺まで3分とある。

常寂光寺 紅葉

 この辺りから嵯峨野めぐりの観光客がちらほら。周辺の紅葉も色鮮やかな粧いで迎えてくれる。どうやら嵯峨野は今が紅葉最盛期のようだ。

常寂光寺 紅葉

 道の両側の燃え立つような紅葉に期待が高まり始める。

常寂光寺 紅葉

 これから参拝する常寂光寺、小倉山(おぐらやま)の山ろくに佇むように立つ寺院である。嵐山・嵯峨野エリアは過去に何度か歩いたことがあるが、正直言ってこのお寺の名前は知らなかった。

 京都の紅葉を静かに楽しめる穴場を探していた時に、偶然見つけた紅葉スポット。山門には「紅葉最盛期です」との立て看が設置されている。

常寂光寺 紅葉

 山門から境内に足を踏み入れると、そこでは紅葉の饗宴が繰り広げられていた。

常寂光寺 紅葉

 「スゴ~い!」「きれいねぇ!」そこここで歓声が上がり、誰もがカメラを構えシャッターを切り始める。

常寂光寺 紅葉

 小生も撮影タイムが止まらない。

常寂光寺 紅葉

 苔と薄紅葉の上品なコントラスト。こんな和菓子を食べたような記憶があるなぁ。

常寂光寺 紅葉

 紅葉の彩りのグラデーションが実に豊かで壮麗。「みんな違って、みんないい」のだ。

常寂光寺 紅葉

 全身が紅に染まりそうな見事な彩り。

常寂光寺 紅葉

 境内がぱっと明るむような紅葉のトンネル。

常寂光寺 紅葉

 黄色い絨毯と鮮烈な朱色の競演。たまらん!

常寂光寺 紅葉

 こんな散り紅葉も味わい深い。

常寂光寺 紅葉

 池に浮かぶ散り紅葉に目を奪われる。

常寂光寺 紅葉

 陽光に恵まれれば、こんな華麗な情景も見られるようだ。

常寂光寺 紅葉画像出典:常寂光寺公式サイト

 境内後方の展望台から多宝塔を臨む。

常寂光寺 紅葉

 歩くのに疲れたら四阿(あずまや)に腰を下ろし、美しい彩りを飽かず眺める。
 ひとり旅とおぼしき妙齢の女性が、温かいお茶を飲みながら錦秋に浸っていた。

常寂光寺 紅葉

 常寂光寺で撮影した写真は110枚超、滞在時間1時間15分。極上の紅葉を心ゆくまで満喫させてもらった。 

※ この記事の続きはこちら >

※ これまでの「旅」関連記事はこちら 

-
-, , ,

執筆者:


  1. […] ※ この記事の続きはこちら >奈良・京都見聞録(17) 常寂光寺、嵯峨野の錦秋を満喫する ※ これまでの「旅」関連記事はこちら > […]

  2. […] ◆前回の記事はこちら >奈良&京都見聞録(17) 常寂光寺、嵯峨野の錦秋を満喫する […]

関連記事

奈良見聞録(5) 中宮寺、「たましいのほほえみ」に会いに行く

 中宮寺は、法隆寺夢殿に隣接した皇室ゆかりの尼寺。法隆寺境内の東端に位置している。池に浮かぶ浮御堂をイメージするような、こじんまりとした現代風の寺院であった。

奈良&京都見聞録(18) 祇王寺、「萌えいづるも枯るるも同じ野辺の草」

 常寂光寺の参拝を終え、里山の風情の残る嵯峨野をのんびりと散策。祇王寺まで紅葉を愛でながらの、のんびり歩きだ。

奈良&京都見聞録(1) 旅のお題とガイドライン

 12月15日(土)午前5時30分。愛車マークXジオ号のエンジンをスタートさせ、マイカーによる夫婦ふたり旅が始まった。今日は一日かけて奈良までの約600kmをのんびり走るつもりである。

出雲見聞録(1) 出雲までのんびりと一般道を走る

「コロナ禍の厄払いも兼ね、出雲大社にお参りしたい!」というカミさん。小生も、2ヶ月以上続く巣ごもり生活で鬱積したストレスが爆発しそうである。

奈良&京都見聞録(10) 京都迎賓館、オール京都のおもてなし

 旅行からもどり、録画していた番組「京都迎賓館 極める! 京都の技とおもてなし」(NHKプレミアムカフェ、2018年12月14日放映、102分)を見て驚いた。迎賓館には、オール京都のおもてなしのシステムがあるとが分かったからだ


管理人の “がしん” です。
2018年3月にリタイヤしました。
このサイトは、シニアライフを楽しく生きるためのあれこれと、子や孫に語り伝えておきたい「人、もの、コト」の保管庫です。

もっと詳しいことが知りたい方は、こちらをどうぞ。

【好きなこと】旅行、山歩き、映画鑑賞、読書、酒…
【好きな言葉】「着眼大局、着手小局」
【家族】妻と二人暮らし。子2人、孫3人

  • 342199総閲覧数:
  • 2164月別閲覧数:
  • 236640総訪問者数:
  • 1484月別訪問者数:
  • 2019年1月24日カウント開始日:
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930