山行記録

福智山、春を告げるミツマタの花に遭遇

投稿日:2020年3月3日 更新日:

昨年より約2週間早く開花したミツマタの花

※ 本稿は2020年3月1日の山行記録を、3月3日にアップしたものです。

 毎年3月中旬になると、福智山ろくで春を告げるミツマタの花が開花する。昨年は3月17日に満開のミツマタを堪能させてもらった。
 今日は3月1日。まさか開花しているとは思ってはいなかったが、登山道脇の群生地では、可憐な花がほころんでいた。これも暖冬の影響か。

※ 昨年の福智山のミツマタの花の記事はこちら >福智山、ミツマタの花に会いに行く

 

目次

コースと活動概要 

◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの。山行軌跡図(福智山)

09:22 鱒淵ダム堰堤~09:46 九州自然歩道登山口~(ホッテ谷新道)~11:48-12:04 福智山頂(900.6m)~ 福智平(昼食)~ 1.8のコル ~14:09 九州自然歩道登山口~14:31頃 鱒淵ダム堰堤

参加メンバー:単独行

活動時間(含む休憩時間) 5時間08分(行動時間4時間38分、休憩時間30分)
活動距離 10.8km
高低差 814m
累積標高上り/下り 934m/930m
カロリー 2,587kcal

※ ミツマタ群生地で写真撮影を行い、ゆっくり歩いたため、活動時間は参考になりません。

ミツマタの群生地

 小倉南区の鱒淵ダムの堰堤に車を停め、ダム湖岸に沿った舗装道を約20分ほど歩くと、九州自然歩道の登山口が見えてくる。

福智山 九州自然歩道登山口

九州自然歩道登山口、約100m先の七重の滝登山口と間違えないように!

 ミツマタの群生地は、この登山口から約1kmほど進んだ処にある。開花期は登山道の右側に黄色の花が一面に咲いているので、すぐ分かる。

砂防ダム

左手に砂防ダムが見えてくると、ミツマタの花が目につくようになる。

 群生地に足を踏み入れると、一面にけぶっているかのように、淡い黄色が広がっている。まだ3分咲きと言うところか。

開花し始めたばかりのミツマタ

開花し始めたばかりのミツマタ

ミツマタの花

満開に近い花もある。

ミツマタの花

ミツマタの花

淡い黄色の花がけぶっているかのようだ

 参考までに昨年の満開の頃の画像を貼っておく。まもなく、こんな美しい情景を味わうことができるだろう。

ミツマタの花

満開のミツマタの花(2019年3月17日撮影)

 帰路にもう一度花を楽しむことにして、山頂をめざす。今日はホッテ谷新道を登りに使うことにする。

ホッテ谷分岐の道標

 自然林を縫って歩く気持ちのよい登山道が続く。

福智山登山道

 立ち止まると体が冷えるので、ゆっくりと歩を進め休憩はとらずに登る。汗が帽子のつばを伝ってポタポタと滴り落ちてくる。きつくなるとどうしても視線が下がってしまう。

登山道に散り落ちた椿の花

登山道に散り落ちていた椿に目が止まる。

 今日は、山の稜線がくっきりと鮮やかだ。

足立山遠景

足立山(小倉北区)

 

山頂点描

福智山頂の温度計

 11時48分、山頂到着。掲示板の温度計は4度をさしていた。風が強く一気に体温が冷えていく。体感温度は0度ぐらいか? 急いでウインドブレーカーを着込み、まずは展望を楽しむことにする。

英彦山遠景

右から英彦山中岳、北岳。少し下って鷹ノ巣山の一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳。

 PM2.5 たれ流しの某国が「武漢肺炎」で経済活動停滞中のため、まずまず良好な展望が楽しめる。英彦山の稜線がくっきりと眺望でき、その左奥に雲海に浮かんだ由布岳のシルエットが望める。

鱒淵ダム遠景

登山口のある鱒淵ダム。

強風を避け、岩陰や斜面でランチを楽しむ方々

岩陰や斜面で強風を避け、ランチを楽しむ方々

 ふと、視線を山頂標識にもどすと、トレラン中と覚しき男性が温度計をのぞき込んでいる。この強風の中寒くはないのか、と人ごとながら心配になってくるが、ご本人はさほどでもない様子。

福智山頂のトレイルランナー

 声をかけてみると、皿倉山から走ってきたとか。福智山頂まで20kmの山道を走って来たとは、恐れ入るのみ。数分後に後続のランナーが到着。お二人は、そのまま八丁の方へ駆け下りていく。
 若いっていいなぁ。

福智山頂のトレイルランナー

 あまりの寒さに山頂でのランチを諦め、9合目まで下って福智平のベンチで昼食とする。

福智平のベンチ

 小生が「ギブアップ・ベンチ」と勝手に呼んでいるこのベンチ、強風の時は周囲の灌木で風がさえぎられ、絶好の昼食場所となる。
 なぜ、「ギブアップ・ベンチ」と呼んでいるのか知りたい方は、こちらをどうぞ。

 山頂で知り合った50歳前後の男性と同席し、熱々のきつねうどん(カップ麺)をほおばり、食後のコーヒーを楽しむ。

帰路にもう一度ミツマタの花を堪能する

福智山

福智平から仰ぐ福智山頂

 ランチを食べ終えて福智山頂に別れを告げ、いつも登りに使う九州自然歩道をのんびり下っていく。自然に鼻唄が口をついて出てくる。今日はなぜかクールファイブの歌が多かった‥‥。
 ミツマタの群生地でもう一度花を楽しみ、そのまま登山口へ。

ミツマタの花

 帰りにJA農産物直売所に立ち寄り、新鮮なほうれん草と大根、白菜等を購入。今晩の肴は、自作のチキン・ジャーキーとほうれん草のおひたしとするか。

 今日も楽しい山歩きができて、幸せな一日だった。有り難い、有り難い。

 

「山行記録」の関連記事はこちら カテゴリー「山行記録」関連記事へのリンク

 

-山行記録
-, ,

執筆者:


  1. […]  >福智山、春を告げるミツマタの花を堪能  >福智山、春を告げるミツマタの花に遭遇  […]

関連記事

大船山頂標識

初夏の大船山、足慣らしを兼ね大展望を味わう

 2020年6月19日、北九州市民に対する不用不急の外出自粛要請が解除された。そこで23日(火)に足慣らしを兼ね、大船山の大展望を眺めに出かけることにした。

三俣山のモルゲンロート

坊がつるでテント泊‥‥酷暑の中、三俣山南峰直登ルートに挑む (2)

※ 本稿は2018年7月15日の山行記録を、8月2日にアップしたものです。 目次 三俣山南峰(1743m)直登ルートに挑む <三俣山のモルゲンロート> 坊がつるの朝は早い。午前5時過ぎには、朝食や登山 …

鶴見岳、霧氷の花と雪化粧の由布岳を楽しむ

 アタック山の会の2月例会は、鶴見岳(大分県)。朝の冷え込み予報から、あわよくば霧氷の花に遭遇するのではと予想したところ、どんぴしゃり!

英彦山、三峰縦走路と北西尾根の歩き納め

「英彦山に臨時山行で出かけませんか?」とS氏からお誘いのメール。来月から登山が制限される北西尾根と三峰縦走路。アタック山の会のメンバーで歩き納めをしておきたい、という意図のようだ。

犬ヶ岳のシャクナゲ

犬ヶ岳、新緑とシャクナゲの競演に酔う

 今回は忙しさの合間をぬって出かけた犬ヶ岳(1130m)のレポート。GWの頃の犬ヶ岳は、ブナやナラの新緑が見事なだけでなく、稜線には国指定天然記念物のツクシシャクナゲが淡紅色の花を咲かせ、実に楽しく歩けるお気に入りの山なのだ。


管理人の “がしん” です。
2018年3月にリタイヤしました。
このサイトは、シニアライフを楽しく生きるためのあれこれと、子や孫に語り伝えておきたい「人、もの、コト」の保管庫です。

もっと詳しいことが知りたい方は、こちらをどうぞ。

【好きなこと】旅行、山歩き、映画鑑賞、読書、酒…
【好きな言葉】「着眼大局、着手小局」
【家族】妻と二人暮らし。子2人、孫3人

  • 342075総閲覧数:
  • 2040月別閲覧数:
  • 236530総訪問者数:
  • 1374月別訪問者数:
  • 2019年1月24日カウント開始日:
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930