アタック山の会の2月例会は、鶴見岳(大分県)。朝の冷え込み予報から、あわよくば霧氷の花に遭遇するのではと予想したところ、どんぴしゃり!
晴天にも恵まれ、霧氷と雪中ハイクを楽しむご機嫌山行となった。
※ 本稿は2023年2月26日の山行記録を、2月28日にアップしたものです。
コースと活動概要
◆コース及び活動概要
※ 山行地図は寒さでスマホが電池切れを起こしたため、掲載していません。
0954 御嶽権現社駐車場 ~ 1003 御嶽権現社 ~ 踊り石分岐 ~(正面一気登山道)~ 1228-1310 鶴見岳山頂(1374.6m)~ 1341 馬の背三差路 ~ 西ノ窪分岐 ~(南登山道)~ 踊り石分岐 ~ 御嶽権現社 ~ 1540 駐車場
※ 参加メンバー:13名(アタック山の会)
活動時間(休憩時間) | 5時間46分(1時間24分) |
活動距離 | 9.6km |
累積標高上り/下り | 677m/692m |
写真中心の山行メモ
北九州市を午前7時10分に出発。御嶽権現社下の鳥居着が9時過ぎ。駐車場までの長い上り坂が凍結しているため、冬タイヤを履いた車で3往復してメンバーを移送。ここで約30分間のロス。
御嶽神社に至る参道(舗装道)は、シャーベット状の雪に覆われている。アイゼンを付けるまでもないが、用心しながら登っていく。
約10分で御嶽権現社の社殿着。山行の安全を祈願した後に、左奥の登山口から取り付く。
雪に覆われた冬枯れの登山道。汗をかかないようにゆっくりと進む。
「この調子なら、山頂で霧氷が見れるかもね」との声がちらほら聞こえはじめる。
林道を横切り10分ほど登ると道は二つに分かれる。右をとり通称「正面一気登山道」を進む。立派な標識が設置され、海抜とゴールまでの距離と時間が読み取れる。
標高1000mを超えると傾斜がきつくなり、道はジグザグに折り返して進むようになる。
霧氷らしきものが少しずつ姿を表してくる。
山頂が近づくにつれ傾斜はいや増し、呼吸が荒くなる。
息が上がってきたら、霧氷に目をやり一呼吸。青空と霧氷のコントラスト、いいじゃないか。
木々の丈が低くなり、視界が広がってくると山頂は近い。最後の急傾斜を登りきると山頂だ。
電波塔の向こうには、雪化粧した由布岳がでんとひかえている。
冬山と赤いマウンテンジャケット、絵になるなぁ。
青空に映える霧氷がそこここに‥‥。
霧氷の花と豊後富士を眺めながらのランチ、格別の味であった。
昼食後はアイゼンを装着し、霧氷のトンネルを馬の背方面に下っていく。
50mほど下ると、ご機嫌な縦走路が現れる。
後ろを振り返ると、青空と霧氷の豪華な競演だ。
「きれいねぇ!」という歓声が次々に上がり、ここでも撮影タイム。
少し進むと一気に視界が開け、眼前に鞍ヶ戸、由布岳の大展望が広がる。たまらんなぁ。
この展望を楽しみながらのミニ縦走、小生のお気に入りなのだ。
馬の背三差路に着くと「鞍ヶ戸方面崩壊の為 通行出来ません」の立て看板が。ここから左をとり、西の窪まで下っていく。
馬の背からジグザグに折り返す登山道を下り終え、平らな西の窪に下り立つ。
西の窪から先は南登山道をたどり、御嶽神社へ下るのみ。90分ほどみておけばよかろうと考えたのが甘かった。
しばらくは葉を落とした自然林の中、快適な雪中ハイクを楽しんでいたのだが‥‥、
踊り石を過ぎたあたりから傾斜が急になり、雪解けの泥濘に足をとられるようになった。一歩々々注意深く進まないと、つるりと滑りそうだ。
何度も冷や汗をかき悪戦苦闘(?)の末、何とか駐車場にたどり着く。予定時間を大幅に超えていたため、山行後の温泉はカットすることに。まぁ、あれだけの霧氷と大展望を堪能できたので、良しとしておこう。
お陰様で今日も楽しい山歩きができた。有り難い、有り難い。
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