山行記録

扇ヶ鼻・久住山、赤川登山口から周回山行 (2)

投稿日:2019年11月27日 更新日:

くじゅう 星生﨑の岩峰

星生﨑の岩峰。突き抜けるような青空がたまらん!

◆前回の記事はこちら >扇ヶ鼻・久住山、赤川登山口から周回山行 (1)

※ 本稿は2019年11月16日の山行記録を、11月27日にアップしたものです。

扇ヶ鼻から久住山へ、雄大な眺めに「浩然の気」みなぎる

くじゅう 扇ヶ鼻の山頂標識

 扇ヶ鼻山頂には数名の登山者が腰を下ろし、思い思いに展望を楽しんでいる。ここは360度の大パノラマが楽しめるビューポイント。我々もザックを下ろし、ランチを楽しむことにした。

 ‥‥昼食を終え、これから目指す久住山の方向に目をやると、星生山、天狗ヶ城、中岳、久住山と、牧ノ戸ルートの主立った山々が連なっている。雲ひとつない青空、冬支度を終えたくじゅう連山の広大な山域、おまけに人の姿はほとんどない。まさに「浩然の気」がみなぎるようないい眺めだ。

くじゅう 扇ヶ鼻からの展望

 先頭を行くY氏、テンションが上がってきたようで、少しずつ足取りが早くなってくる。小生も鼻唄の一つでも口ずさみたくなるような気分だ。扇ヶ鼻分岐で牧ノ戸ルートに合流し、西千里浜の平坦な登山道をハイキング気分でテンポよく歩いていく。

くじゅう 西千里浜から見る久住山と星生﨑
 歩を進めるにつれ、右前方には久住山のピラミッドのような雄姿、左前方には星生﨑の岩稜が大きくなってくる。

くじゅう 星生﨑の岩峰
 いつもの場所で星生﨑をパチリ、ここから見上げる青空と荒々しい岩稜のコントラストが大好きだ。

久住山

くじゅう分れから臨む久住山

 久住山と空池を分ける場所で右に折れ、ガレ場の登山道をあえぎながら登り詰めていく。

久住山の登り

 13時11分、久住山頂(1786.5m)に到着。ここからの眺めも雄大かつ気宇壮大。ゆっくり堪能したかったのだが、あいにく風が強まり肌寒さを感じるようになったため、10分ほどで早々に下山することにした。

久住山頂の標識

 

岩を縫って急降下の後は、丸太ステップの難路

 久住山頂を少し下ったところに赤川登山口への分岐がある。地形図を見ると、久住山から南南西に延びる長い尾根を下る道だ。

くじゅう 赤川分岐標識

 尾根を少し進むと、岩を縫って下りるような急降下が待ち構えている。一歩々々慎重に、ゆっくりと時間をかけて下っていく。

久住山 赤川ルート

これを下りるのかと思うような岩場の下りが続く。

 右に視線を移すと、手前に台地状の肥前ヶ城、その奥に先ほど昼食をとった扇ヶ鼻の山頂が望める。牧ノ戸ルートから眺めると、扇ヶ鼻はなだらかなでっぱりにしか見えないが、南面から見ると全く違う姿を見せてくれる。

くじゅう 扇ヶ鼻と肥前ヶ城

 岩を縫うような急降下が終わると、次は丸太段が控えている。実はこの下山道で一番神経を使ったのが、この急斜面の丸太ステップである。

 丸太の間の土が流れて実に歩きづらい。一歩一歩太ももを持ち上げては丸太間に着地する場所を探して降ろす、という動作を強いられる。まるで腸腰筋(ちょうようきん)トレーニングを強要されるような道なのだ。

久住山 赤川ルートの丸太段

 おまけに丸太間の距離が狭い箇所がいくつもあり、足の置場に困る部分さえある。やむを得ず、不安定な丸太の上に靴を置くしかない。

久住山赤川ルートの丸太段 「この丸太危ないなぁ」、「誰がこんな道をつくったんだ!」、それぞれ不満たらたらである。登山道を整備していただくのは本当に有り難いのだが、どうせなら歩きやすさと安全性にまで気を配ってほしかった。

 長く続く丸太段の傾斜がゆるみ、丸太が視界から消え去った時は、さすがにホッと一息ついてしまった。後を振り返ると、今下りてきた尾根道の先で澄まし顔の山頂が見下ろしている。

久住山

久住山頂を振り仰ぐ。下りてきた尾根の傾斜を再確認。

 ここまできたら一安心。後は土の感触と静けさを楽しみながら下るとしよう。

久住山

 

白濁の湯とししゃもを焼く煙

くじゅう 赤川荘

赤川荘、周囲は紅葉の彩りが美しい

 下山後は、赤川温泉「赤川荘」で汗を流す。赤川荘の白濁の湯は、家族でわざわざ入浴に来たこともある名湯。ところが、熊本地震の被害に遭った後は、宿泊客はお断りし、立ち寄り湯のみの営業だとか。硫黄の臭い漂うお湯にどっぷりと浸かり、今日一日の疲れをいやす。
 入浴後は、某所に設置したテントの前で酒盛りの開始である。持ち寄ったつまみを分け合い、ビールを流し込む。小生は、子持ちししゃもの干物を持参したのだが、これが意外と好評であった。焼きたての熱々に舌鼓を打ち、日本酒、黒糖焼酎と飲み進み、話に花が咲く。

ししゃも

 早起きと山歩きの疲れのせいか、倒れ込むようにテントに潜り込んだのは何時だったろうか。樹間から仰ぎ見た星空が美しかったことだけは覚えている。

◆ 翌日の関連記事はこちら >一番水から佐渡窪まで、紅葉に包まれ日だまりハイク

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