ぼちぼち福智山のミツマタが咲き始める頃だ。なじみの山友に「見に行かんかね」と声をかけると、全員参加とのこと。以前から「ミツマタが咲く頃には、ぜひ同行させて」と頼まれていたH嬢も加わり、「不良高齢者3人+おっさん1人」に紅一点(計5人)という、変わったパーティが出来上がった。
※ 本稿は2023年3月11日の山行記録を、3月13日にアップしたものです。
コースと活動概要
◆コース及び活動概要
0830 九州自然歩道登山口 ~ ミツマタ群生地~ ホッテ谷分れ ~ 1.8のコル ~ 福智平 ~ 鈴ヶ岩屋 ~ 福智平 ~ 福智山頂 ~ 烏落ち~(ホッテ谷新道)~ ミツマタ群生地 ~ ホッテ谷分れ ~ 1430 登山口
※ 参加メンバー:5名(S氏、B氏、N氏、H嬢、がしん)
※ 具体的な登山コースや、ミツマタ群生地の位置については、過去の山行記事をご覧いただきたい。今回はミツマタの開花状況の報告を含めた山行メモとご承知いただきたい。
>福智山、春を告げるミツマタの花を堪能
>福智山、春を告げるミツマタの花に遭遇
>福智山、ミツマタの花に会いに行く
写真中心の山行メモ
鱒淵ダム堰堤を午前8時過ぎに出発。ダム湖の赤吊り橋が全面通行止めのため、ダム湖左岸をテクテク歩いて登山口へ。
ダム湖周回道路から仰ぎ見る福智山頂。今日はいいお天気なので、登山者が多いだろうなぁ。
ダム堰堤から約30分歩き、やっと九州自然歩道登山口着。ここから15分余りでミツマタの群生地だ。おぅ、咲いているじゃないか!
6、7分程度の開花とみたが、日当たりのよい株は満開に近い。我々の他には誰もいないので、独占撮影会の始まりだ。
ここぞとばかりシャッターを押し続ける。
可憐な花に顔を近づけると、甘い微香がただよう。いいねぇ!
気にいった株を見つけたら心ゆくまで撮りまくる。
あと4、5日もしたら向こうまで続くミツマタのトンネルが出来ることだろう。
たっぷりと花を堪能し、稜線をめざして淡々と登り続ける。
福智平が近づくにつれ常緑樹の森が冬枯れの木立に変わっていく。ここでは春はまだ遠いようだ。
途中、福智平の小ピーク「鈴ヶ岩屋」に立ち寄り、山頂を仰ぎ見る。行動食をほおばりながら、眺望を楽しむ。
11時41分、山頂着。いつもより1時間ほど遅いのんびり登山である。登山者がいっぱいの山頂では、温度計は18℃をさしていた。
昼食場所を譲ってくださったシニア女性、「昨日のWBC、スカッとした~っ! K国はコテンコテンよ」と鼻息が荒い。「同感です」と相槌を打つと、「はよう、こっちに座りんしゃい」とこれ以上ないほどの笑顔である。
黄砂とPM2.5のため展望は芳しくないが、暖かい日差しを浴びながらのまったりランチは格別である。
H嬢が福智山は初めてというので、恒例の(?)通過儀礼を行うことした。山頂近くの恐怖の(?)大岩でポーズを決めるのだ。
この方、どうやら高所はお好きなようである。
各人がそれぞれ岩の上に立ち、ポーズを決める。最後はB氏の「哀愁の後ろ姿(?)」で締め、烏落ちをめざす。
下山は<烏落ち~ホッテ谷新道~ホッテ谷分れ>をたどり、再びミツマタ群生地へ。たっぷりとお日様を浴びたミツマタは、午前よりもさらに開花が進んでいるようだ。これは、もう一度撮影せねばなるまい。
一眼レフを持ってくれば良かった‥‥。
花に囲まれ、日頃の憂さをしばし忘れる。
名残惜しいが、満開のミツマタに別れを告げ登山口へと向かう。
登山口からダム堰堤までの30分歩きはまことに長い。馬鹿話をしながら「テレテレ」と歩くしかない。
15時10分、ダム堰堤着。ダム堰堤から登山口までの歩きを入れると、山行時間は7時間弱。好天と4月中旬並みの暖かさに恵まれ、花と山歩きを満喫した11日だった。
帰宅して一風呂浴び、ビールを飲んでいるうちにいつの間にか爆睡。WBCのチェコ戦を見損なってしまった。
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