秋晴れの好天が続く。5年前に訪れた日向自然観察路の紅葉が素晴らしかった(その時の山行レポはこちら >)ので、あの煌めくような輝きを見たくなった。
同行者は山友のS氏。土日出勤の勤務なので、「サンデー毎日」の小生に声がかかった次第。
※ 本稿は2023年11月1日の山行記録を、11月3日にアップしたものです。
コースと活動概要
0851 由布登山口駐車場 ~ 0911 日向自然観察路分岐 ~(自然観察路)~ 1009 東登山口分岐 ~ 1159-1301 由布岳東峰 ~ マタエ ~ 合谷越 ~ 1438 駐車場
※ 参加メンバー:2人(S氏、がしん)
活動時間(休憩時間) | 5時間46分(1時間12分) |
活動距離 | 6.7km |
累積標高上り/下り | 859m/859m |
カロリー | 1,606kcal |
写真中心の山行メモ
山行の準備を済ませて正面登山口を出発したのが午前8時50分頃。平日とあって、さすがに登山者は少ない。山ろくの色づきは、と言えば少し鮮やかさが足りないかも。
鼻唄混じりで15分ほど歩くと、トイレ前にベンチ数台が置かれた分岐に着く。ほとんどの登山者が直進するが、ここは右をとり「日向観察道」を選択。
文字が消えかかった標識には「日向観察道を経て東登山口に至る 距り2,850m 標高870m 時間1時間」と書かれてある。
日向観察道は、由布岳山ろくを北東方面にトラバースするように設けられた散策路。落葉樹の森を縫うように歩くため、森林浴にもってこいの道である。
あいにく期待したほどの紅葉は見られなかったが、それでも美しい彩りがちらほらと目に入る。
周囲の紅葉を味わいながら、のんびり歩を進めていく。
10時9分、東登山道に出合う。この分岐で行動食休憩。静まりかえった森と木洩れ日にいやされるひとときだ。
ここから先は次第に険しさが増し、後半にはロープと鎖の岩場が数ヶ所。高度を上げるにつれ、ほとんどの木々はその葉を落とし、冬枯れの気配。紅葉のピークは過ぎたのだろうか。
山頂が近づくにつれ、ロープが下がった岩場や
鎖場が増えてくる。
見上げるとコバルトブルーの碧空を背景に、東峰山頂がそびえ立つ。何てきれいな色なんだ。
赤く色づいた紅葉にも目をやり、のんびりと登っていく。北九州マラソンにエントリーし、トレーニングに余念ないS氏ははるか先を登っている。
お鉢巡りの登山道に出合うと、「あかん、あかん」という女性の笑い声。振り返るとヘルメットを着けた団体さんが10名ほど。関西の人たちだろうか。
東峰直下の最後の岩場をえいやっと登ると、山頂着。登山口から3時間もかかったことになる。
山頂でS氏とのんびり昼食を楽しみ、帰りは正面登山道を下る。見下ろすと合谷越から下は錦繍の彩りだ。紅葉ピークは900m~1,000m辺りに下がっているのだろう。
案の定、正面登山道沿いの山ろくでは、たっぷりと紅葉を楽しむことができた。
美しいグラデーション。
目にしみいるような鮮烈な赤。
こちらは黄葉、
こんな登山道を快適なペースで下っていく。
14時38分、駐車場に到着。休憩も含め、5時間半の山歩きだった。乗車する前にもう一度辺りを見渡し、別れを告げる。
温泉はいつもの家族旅行村「安心院温泉」。広々とした湯船にどっぷりとつかると、窓の向こうには登ったばかりの由布岳が。これで300円なのだから、「温泉県」大分はすばらしい!
今日も楽しい山歩きができた。有り難い、ありがたい。
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