本日は所属するアタック山の会の臨時山行、山は岳滅鬼山(がくめきさん、1,036.7m)。
急登、やせ尾根、ハシゴ、ロープを使った岩場昇降等が楽しめる山で、月例山行では少し物足りないメンバー対象のコース設定。今春入会した新入会員4人の研修(?)も兼ねているのかも。
※ 本稿は2023年11月5日の山行記録を、11月7日にアップしたものです。
コースと活動概要
◆コース及び活動概要
※ 山行地図はYAMAPによるもの
0825 深倉園地駐車場 ~ 0954 深倉越 ~ 峰入り古道出合 ~ 1109 岳滅鬼山 ~ 1118 岳滅鬼嶽 ~ (昼食)~1245 岳滅鬼峠 ~ 1301 法華窟 ~ 1322 岳滅鬼峠 ~ 1356 岳滅鬼山取付 ~(大南林道)~ 1512 深倉園地
※ 参加メンバー:8人(アタック山の会メンバー)
活動時間(休憩時間) | 6時間47分(2時間8分) |
活動距離 | 9.0km |
累積標高上り/下り | 801m/798m |
カロリー | 1,622kcal |
写真中心の山行メモ
午前6時45分に北九州発。深倉園地駐車場着が8時過ぎ。準備を整え、登山口に向かうものの、橋が倒木にふさがれ通行不能。少し下流まで回り込んで渡渉する。
国土地理院の地図に記載された谷を詰める登山道が、通行止めの状態。
Sリーダーによれば、尾根に沿って直登する道があるとのこと。巨岩の左端を回り込むと踏み跡があったので、ここから取り付く。
次図の黒色破線部分が、谷を詰めて登る本来の登山道。青い実線部分が小生らの軌跡、尾根を直登していることがよく分かる
標高差300m余り、約1時間の登りなのだが、急傾斜が続くのでゆっくりカメラを構える余裕がない。こんな険しい登りがずっと続く。
赤テープを頼りに、両手両足を使って登っていく。
9時54分、きつい登りを終えると深倉越。ここでいったん水分補給。皆さんザックを下ろすやいなや、ボトルの水をうまそうに飲み干す。
ここから岳滅鬼山までは、標高差150mほどの緩やかな登り。小さなアップダウンを何度も繰り返しながら、稜線を進んでいく。
はじめは常緑樹の縦走路だが、
三国境を過ぎたあたりから、落葉を踏みしめながら歩く紅葉の道に変わっていく。
見上げると、こんな感じ
見回すとあちらにもこちらにも錦秋の輝きが‥‥
近づくと、鮮烈な赤に目を射抜かれるようだ。
秋の陽光に照らされた紅葉を味わいながら、静かな森を進んでいく。
11時9分、岳滅鬼山に到着。
ここから岳滅鬼峠までは岩場が続くので、全員ヘルメット着用。新入会員のヘルメット姿も様になっている。
新人のHさん、険しい岩場もさほど怖がる様子はない。
足元が切れ落ちた絶壁に立っても、楽しそうである。ここから飛び立ちそうな気配だ。
彼女にはこんな光景が見えているのだ。
岩場の難所も無事に通り抜け、岳滅鬼峠に着いたのが、12時45分。おなじみの国境石がいい雰囲気で立っている。刻まれているのは「是(これ)より北、豊前の國小倉領」の文字。
ここでSリーダーのお勧めもあり、法華窟(ほっけくつ)に立ち寄ることにする。
岳滅鬼峠から南(日田方面)へ急坂を下る。どんどん高度を下げ、小さくなるリーダーの姿を見た新人さん。「ひょっとして、これを登り返すんですかぁ」と悲鳴のような声が‥‥。
15分弱の下りで法華窟に到着。窟を通り抜けると、明るい陽光に照らされた紅葉に歓声が上がる。
いいねぇ。
岳滅鬼峠まで登り返し、大南林道までは約30分の下り。山行の最後は深倉峡まで1時間余りの林道歩き。一人で歩くのはつらいが、山友とだべりながらのブラブラ歩きはなかなか楽しいもの。
色づいた紅葉を眺めながら、行きたい山やたわいもない話に興じつつ林道歩きは終了。
最後に「男魂岩」を拝観し、登山口駐車場へ。
駐車場が近づくと「楽しかったねぇ」という声がいくつも挙がる。紅葉の輝きと岩場歩きを堪能した一日で、小生も大満足。新入会員の皆さんも、少しハードなコースを歩き通し、自信がついたのでは。
企画してくださったSリーダー、有り難うございました。
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