※ 本稿は2019年1月5日の山行記録を、1月6日にアップしたものです。
今年の登り初めは、初詣でがてら英彦山(ひこさん・1199m)とした。あわよくば雪景色が楽しめるかと思ったが、あいにく予報は雨のち晴れ。山友らと新年のあいさつを済ませ、小雨降る中を総勢4名で英彦山に向かった。
目次
今回のお題とコース
今回の山行のお題は
- 2019年の「登り初め」と次週のくじゅう山行の「足慣らし」。
- 英彦山神宮に参拝し、開運招福を祈願する。
◆コース
別所駐車場~奉弊殿~(正面登山道)~中岳~(北西尾根ルート)~英彦山野営場~別所駐車場
立ちこめる霧の中、中岳山頂をめざす
実は、年末の旅行の準備や旅行中にたまった雑事の後始末で、ずっと山とはご無沙汰であった。昨年最後に出かけた山は、11月26日の鷹巣山(たかのすやま)だから、約40日ぶりの山行となる。おまけに正月の「食っちゃ寝」生活と運動不足のため、体重も超過気味。果たして登れるだろうか、という一抹の不安を抱えての山行となった。
別所駐車場着が9:00頃。既に準備を終え出発しようとするグループが1組いるだけで、他に登山者は見られない。まだ小雨が残っているため、ゆっくり準備をしながら、雨が上がるのを待つ。
9:30頃、出発。奉弊殿まで続く表参道の石段をゆっくり登っていく。雨に濡れた石畳の風情が何とも言えない。ゆっくりと歩を進め、山の空気を胸一杯に吸い込む。
奉弊殿では登山者は数名、他は初詣での一般参拝客が昇殿を待っていた。
雨も降り止んだところで、まずは参拝。日本国の弥栄(いやさか)と家族の「無病息災、家内安全、開運招福」を祈る。四字熟語を使うと、短時間でたくさんのお願い事ができるので、楽である。
年の初めとあってか、同行諸氏も念入りに拝礼している。低頭したまま、長い間願掛けをしているB氏。
さて、肝心の登山だが、登山者も少なく先行者が1名のみ。静かな山行が楽しめそうだ。
標高が上がるにつれ、登山道は霧に覆われ始め、周囲の視界がさだかではない。寒さはさほどでもないが、湿度が高く快適とはいえない。汗をかかないようにゆっくり歩く。
のんびり会話を楽しんだり、こんなお遊びも交えながらののんびり歩きである。
途中、大きな倒木を何本も見かける。昨年の台風の被害だろうか。
最後の登りを越えると、中岳山頂の上津宮まですぐである。
11時32分、無事に上宮に到着。何とか山頂まで登れてほっとする。覆屋(おおいや)の引き戸を開け、屋内に入ってここでも参拝、霧は未だ晴れる気配はない。
中岳山頂~北西尾根ルート
山頂下の休憩所で昼食とした。温度計を見ると気温は0度。かなり冷え込んできた。おまけに風が吹き抜けるので、体感温度は多分マイナスの世界である。
急いでお湯を沸かし、カップ麺、おにぎり、パン等の昼食を手早く終え、早々に出発。北西尾根ルートで下山しようということになった。
北西尾根ルートは、自然林の中をぬって歩く気持ちのよい道で、小生の好みの道なのだ。今回、要所々々の立ち木にナンバー標識が設置されていることに気づいた。標高を下げるにつれ数字が小さくなり、14番までは確認できた。何のためのナンバー標識だろうか?
気持ちの良い尾根歩きを楽しみながら、軽快に歩いていく。雨による泥濘で足をとられ、尻餅をついた御仁もいらっしゃたようだ。
英彦山野営場着が13時10分、九州自然歩道を歩いて別所駐車場着が13時30分頃。40日ぶりの山歩きを終え、いつも通り気持ちのよい汗をかくことができた。
温泉は、気分転換を兼ねて赤村「源じいの森」温泉へ。広々とした湯船にどっぷりと浸かって汗を流す。今日も楽しい一日を過ごすことができた。有り難い、有り難い。
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