6月6日(日)から晴天が続き、くじゅう連山のミヤマキリシマは一気に開花が進んだようだ。
8日(火)に平治岳(1642m)に出かける予定だったが、車のドアが故障し、10日(木)に延期せざるをえなくなった。
ミヤマキリシマのピークは過ぎてはいたが、今季最後の平治岳の輝きを堪能できた。
※ 本稿は2021年6月10日の山行記録を、6月12日にアップしたものです。
目次
コースと活動概要
◆コース及び活動概要
※ 時間の制約のため、今回は山行軌跡図や活動データを省略しています。
吉部駐車場~登山口~(鳴子側左岸登山道)~坊がつる~大戸越~平治岳南峰~平治岳北峰~平治岳南峰~大戸越~坊がつる~登山口~吉部駐車場
※ 参加メンバー:単独(がしん)
写真中心の山行メモ
吉部登山口から大戸越へ
吉部登山口を9時4分にスタート。今日は久しぶりに鳴子側左岸の登山道を選択。昨年7月の豪雨被害の状態を確認がてら、のんびり歩くつもり。
登山口をスタート直後の急登を登りきると、後は緑に覆われた快適な登山道が坊がつるまで続く。木々の緑がすっかり濃くなっている。
緑に覆われた登山道を鼻唄まじりで歩いているうちに、坊がつるの広々とした空間が一気に開けてくる。この瞬間が大好きだ。
平治岳のミヤマキリシマはどうだろうか? 左手に目をやると、北峰山頂辺りにピンクの絨毯が広がっているのが分かる。この光景を見ただけで、ワクワクしてくる。
坊がつる野営場にはテントが数張りあるのみ。平日にもかかわらず、登山者が三々五々、平治岳に向かっている。
「1人1石運動」の石置場。今日はミヤマキリシマが楽しめそうなので、感謝(?)の思いを込め、いつもより大きめの石を拾い上げ、大戸越(うとんごし)へと向かう。
登路前方に空が広がってくると、大戸越は近い。あと一踏ん張りだ。
ミヤマキリシマの最後の輝きを味わう
大戸越では、多くの登山者が思い思いに休憩中。周囲を見回すと、既に咲き終えたミヤマキリシマの株が目につく。
南峰の斜面を見上げてみると、少し期待外れの感じかな。
これから坊がつるに下るという女性二人組に、山頂付近の様子を訪ねてみる。
「上の方はきれぃかですよ~!」と弾んだ声が返ってくる。
南峰登路に取り付き、高度を稼いでいく。ピークを過ぎたとはいえ、まだまだ盛りの花々がそこここに。ついつい立ち止まり、シャッターを押してしまう。
一輪ずつ注視しても、いやされるなぁ。
山頂に近づくにつれ、登山道の両側はミヤマキリシマの群生に包まれていく。息が上がると汗を拭い、ピンクの花弁を眺めて一息つく。
困ったことに、この頃からガスが辺りを覆い始めた。
いつもの撮影スポットでパチリ。ガスで展望は利かず、ミヤマもピークを過ぎてはいるが。これはこれで一興。
晴天で展望が利き、開花のタイミングが揃うと、素晴らしい眺望が味わえる場所だ。3年前はそんな幸運に恵まれた山行だった。
南峰山頂のミヤマ、ちょうどピークを迎えた頃のようだ。
ガスの切れ間から北峰西尾根のピンクの絨毯が、視界に広がる。今年もこの美しい眺めを目にすることができた!
稜線の右斜め上、平治岳北峰山頂までミヤマの群生が一面に広がっている。
南峰と北峰の鞍部に位置する絶好の場所で、悠々とランチを楽しむ登山者たち。
平治岳北峰到着。周囲はガスに覆われ、全く展望は利かない。
仕方がないので近くのミヤマキリシマを楽しみながら、辺りを散策してみよう。
ピンクの花々が視界いっぱいに広がる場所を見つけ、腰を降ろす。これだけの花に囲まれて食べるランチは、格別の味わいであった。
ランチ後のコーヒーを楽しんでいると、次第に眠気が襲ってくる(今朝は4時起きだった)。そのままシートに体を倒すと、瞬時に爆睡‥‥。
目が覚めると、1時間近くも寝入っていた。周囲のガスは晴れそうもない。帰路は、往路をピストンして吉部へ向かう。
一人運転ということもあり、温泉にも入らずに車を走らせ、無事に帰宅。くじゅうまで往復7時間の運転ができる体力がいつまで続くだろうか。
※ くじゅう連山、ミヤマキリシマに関する過去記事
※ 過去の山行記事
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