京都2日目の11月21日(月)は、午前中に東寺の弘法市で掘り出し物を探し、午後は東山エリアの清水寺から円山公園までを散策。夜は京都最大の繁華街・四条河原町を歩いた。
見聞録を書くべきだが、省略することにした。余りの人出の多さに興がそがれ、書きたいというモチベーションがなかなか湧いてこないのだ。
なお、弘法市については過去記事があるので、関心のある方はご覧いただきたい。本記事では紅葉狩りの旅3日目の様子をお伝えするとしよう。
◆弘法市の過去記事はこちら >奈良&京都見聞録(11) 東寺の終い弘法で、掘り出し物を探す
◆前回の記事はこちら >奈良&京都見聞録(16) 醍醐寺、広大な寺域と歴史の重さに圧倒される
※ 本稿は2022年11月20日の記録を、12月24日にアップしたものです。
常寂光寺、紅葉の饗宴に息を呑む
本日は2022年11月22日(火)、ジジババ2人の旅に娘が合流する日である。JR京都駅に出向き、新幹線で到着した娘と待ち合わせ。そのまま紅葉の名所嵯峨野に向かう。
平日なので少しは観光客も少なかろうと思ったが、列車内は満員。JR嵯峨嵐山駅に着くと、人波はどっと駅南側の渡月橋方面に動いていく。
小生らは駅の北に抜け、ほとんど人通りのない一般道をのんびりと歩く。
15分ほど歩くと、「嵯峨野めぐり」の案内板が目に入る。目ざす常寂光寺まで3分とある。
この辺りから嵯峨野めぐりの観光客がちらほら。周辺の紅葉も色鮮やかな粧いで迎えてくれる。どうやら嵯峨野は今が紅葉最盛期のようだ。
道の両側の燃え立つような紅葉に期待が高まり始める。
これから参拝する常寂光寺、小倉山(おぐらやま)の山ろくに佇むように立つ寺院である。嵐山・嵯峨野エリアは過去に何度か歩いたことがあるが、正直言ってこのお寺の名前は知らなかった。
京都の紅葉を静かに楽しめる穴場を探していた時に、偶然見つけた紅葉スポット。山門には「紅葉最盛期です」との立て看が設置されている。
山門から境内に足を踏み入れると、そこでは紅葉の饗宴が繰り広げられていた。
「スゴ~い!」「きれいねぇ!」そこここで歓声が上がり、誰もがカメラを構えシャッターを切り始める。
小生も撮影タイムが止まらない。
苔と薄紅葉の上品なコントラスト。こんな和菓子を食べたような記憶があるなぁ。
紅葉の彩りのグラデーションが実に豊かで壮麗。「みんな違って、みんないい」のだ。
全身が紅に染まりそうな見事な彩り。
境内がぱっと明るむような紅葉のトンネル。
黄色い絨毯と鮮烈な朱色の競演。たまらん!
こんな散り紅葉も味わい深い。
池に浮かぶ散り紅葉に目を奪われる。
陽光に恵まれれば、こんな華麗な情景も見られるようだ。
画像出典:常寂光寺公式サイト
境内後方の展望台から多宝塔を臨む。
歩くのに疲れたら四阿(あずまや)に腰を下ろし、美しい彩りを飽かず眺める。
ひとり旅とおぼしき妙齢の女性が、温かいお茶を飲みながら錦秋に浸っていた。
常寂光寺で撮影した写真は110枚超、滞在時間1時間15分。極上の紅葉を心ゆくまで満喫させてもらった。
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