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「味噌バターもちを教えてやれば‥‥」
「味噌バターもちを(子どもたちに)教えてやれば‥‥」とは、カミさんの声。なるほど、それはいいかも。
数日前、東京に住む息子に2年熟成味噌を送ってやった。さっそく料理に使っているとのこと。
息子によれば、コロナウィルス蔓延(まんえん)により、孫2人がお世話になっている保育園は休園。上の孫が通う小学校も先週まで学級閉鎖。
共働きの息子夫婦は、二人ともリモート・ワークで在宅の日々が続いているらしい。
夫婦2人と孫3人が、自宅に終日こもって生活していると聞き、食事を作るお嫁さんはさぞかし大変だろうと、気になっていたのだ。
味噌を送ったついでに、「簡単でおいしい味噌料理を紹介してやりなさいよ」という指令(?)が発せられたわけだ。
「味噌バターもち」とは
小生が「味噌バターもち」なる食べ物を知ったのは先月のこと。時々のぞく YouTube の「まかないチャレンジ!」というチャンネルで紹介されていた。
このチャンネル、東京都墨田区で「河原のあべ」という天ぷら店を経営するご主人が運営しているもの。ご自分が実際に食べている日々のまかないメニューが紹介されており、チャンネル登録者数42万人(2022年2月現在)という人気を誇っている。
このあべさんが提唱する「まかない三原則」は次のようなもの。
まかない三原則
① 手早く簡単に作らなくてはならない!
② おいしくなくてはならない!
③ 上記二項に反しない限り、こまかいことは大目にみてね
上記三原則の通り、紹介されている料理は「てばやく簡単、なのにウマい!」というシニア男性には、もってこいのレシピばかり。人気メニューは、『家にあるものですぐ作れる 究極のおうちまかないメシ』(あべこういち著、KADOKAWA)として出版されている。
味噌バターもちのレシピは、少し長いが次の動画(10分13秒)をご覧になればよく分かる。
味噌バターもちのレシピ
以下は自身の備忘禄と息子や娘の閲覧用として、上記動画を書き起こしたもの。味噌バターもちを作る度に、10分余りの動画を見直す時間がとれない時のためである。
準備するもの
1 材料(2人分)
- もち:4~6個(食べたい量だけ)
- 味噌だれ
味噌:大さじ2、料理酒:大さじ6、砂糖:大さじ2 - バター20g
- 小ネギ(トッピング用、適当)
- 焼き海苔(好みで、なくてもよい)
2 道具
- フライパン:テフロン加工のもの推奨
- ボール:味噌だれを作るための容器
- アルミホイル:もちの上にかぶせる蓋として利用
手順
1 小ネギを切る
トッピング用の小ネギを先に切っておく。
2 味噌だれを作る
味噌だれの材料(味噌、酒、砂糖)をボール等で混ぜ合わせる。
3 フライパンで餅を焼く
弱火から中火でじっくり空焼きする(片面4分程度)。アルミホイルで蓋をするとうまく焼ける。
4 バターを入れる
もちに火が通ったら、バターを入れる。バターの香りが食欲をそそる。
5 味噌だれをからめる
もちにバターがなじんだら、味噌だれを入れ手早くからめる。
6 皿に盛り付ける
皿に盛り付けたら味噌だれをかけ、小ネギをトッピングする。このままでも十分うまいが、海苔を巻くと絶品!
作ってみた感想
わが家では2回作って試食。味にうるさいカミさんが、食べたとたんに「おいしい!」と絶賛。もちを焼く時間(片面4分程度、両面7~8分)が少しまどろっこしいが、柔らかくなったら一気呵成(いっきかせい)に仕上げることができる。
以下、作ってみた感想は
- 手前味噌とは思うが、2年熟成味噌とバターの組合せは格別である。食べる幸せを実感できる組合せと言える。
- (調味料を)まぜ、(もちを)焼いて、からめるだけ。フライパン一つで手軽に出来るので、実に簡単。
シニア夫婦の昼食にもってこい。おやつ代わりでもいける。 - 小さな子ども用なら、料理酒の代わりにみりんを煮切ってアルコールを飛ばした方が良いかもしれない。
- 大きなフライパンなら、もち10個くらいは一度に焼けそうだ。孫3人のランチを一度に手早く作れるメニューである。
- 栄養バランスを考え、市販の野菜ジュース等を添えるとよい。
- 残った味噌だれは冷蔵庫に保存。焼いたもちはもちろん、ふろふき大根やゆでた里芋、豆腐の田楽等につけて食べるとうまい(らしい)。
バターが入っているので、濃厚な味が楽しめそうだ。
※ 後日、ゆでたカリフラワーに付けて食べたが美味かった(2022年2月12日追記)。
息子が腕を振るい、孫たちと嫁さんに大好評という報告を期待しておこう。
※ 味噌に関する過去の記事はこちら >
シニアの家めし(15) なぜ、自分で味噌をつくろうと考えたのか?
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