※ 本稿は2019年9月23日の記録を、10月1日にアップしたものです。
目次
今回の旅のお題はリフレッシュ
9月23日(月)午後1時、愛車マークXジオで北九州を出発、マイカーによる夫婦二人旅がスタートした。いつもなら早朝から走り始めるのだが、今日は11時過ぎにお彼岸法要があったため、午後からの出発となった。
3連休最終日の午後出発となったのは、高速道路の休日割引(3割引き)を活用しようという苦肉の策でもある。今夜は適当なSAで車中泊する予定。
定年後から始めたマイカーふたり旅も、これで10回目となる。今回は昨年12月に訪れた奈良を再訪する旅である(昨年の旅の記録はこちら)。
今回の旅のお題は、次のとおり。
- 何よりもリフレッシュして、また頑張れる元気を充電する。
- マイカーで奈良まで往復1200km超を運転し、無事に帰宅する。
- 昨年12月に参拝できなかった古寺・名社をゆっくり訪れる。
法隆寺、室生寺、長谷寺、橿原神宮等 - 整備が進んだ平城宮跡と「ならまち」を散策する。
本稿より数回に分けて、奈良の旅の様子をお伝えするとしよう。
福山SAで車中泊
ともかく日暮れまでに走れるところまで走ってみるかと、山陽自動車道をゆっくり上って行く。車中泊の場所は福山SAか小谷SAあたりと見当をつけておく。
マイカー旅行の場合は、登山用のダウンシュラフ(寝袋)とマットを携行しているので、SAや道の駅等安全に寝られる場所があれば、よく利用する。ホテルの予約がなくても一晩過ごせる場所があると思えば、旅の自由度がぐんと増すというもの。
福山SA(広島県)あたりで日が暮れ始めたので、ここで車中泊することにした。北九州から約300km、休憩時間を入れて4時間30分というのんびりドライブだ。祝日の夕食時とあって、駐車場はほぼ満杯。
まずはクーラーボックスから冷えたビールを取り出し、カミさんと乾杯。高速道路でのアルコールは禁断の味。もう運転はしないのでコソコソする必要はないのだが、何となく周囲の視線が気になる。
車中泊のセッティング実例
一息ついたところで、車中泊の準備にとりかかる。愛車の「マークXジオ」は2列目と3列目のシートを倒すと、次の写真のようにほぼフラットな状態となる。これにマットを敷くと、大人二人が何とか寝られる空間が確保できる。
トヨタの営業マンにこの車を紹介された時は、運転席など見向きもせず、まずは2、3列目のシートを倒して寝転んでみた。夫婦二人で楽に寝れると分かり、直ちに購入した記憶がある。「マークX」という車名は聞いたことはあったが、「ジオ」なんてまるで知らなかったのだ。
小生の車中泊の準備は次のとおり。
- 全てのウインドを数センチずつ空け、通気性を確保する。
密閉しておくと、呼気に含まれた水蒸気で窓ガラスに水滴が付着する。 - 荷物を助手席と運転席に移動する。
- 2列目と3列目のシートを倒してフラットにし、マットを敷き、シュラフを広げる。
- 外から車内をのぞかれないように、目隠しをウインドにセットする。
フロントウインドは市販の日よけシート、その他は手製の目隠し(銀マットを窓の大きさに切ったもの)をセットする。 - タオルや衣類を丸めた即席枕を作り、耳栓を装着して就寝。
SAでは大型トラックのエンジン音が意外に響くので、耳栓は必携。
「大阪王将」で餃子を食べ、ネットで情報検索
今回福山SAでの車中泊を選択したのは、「大阪王将」が出店していたのも理由の一つ。餃子が食べたかったのである。焼そばと餃子を注文し、完食。どちらかと言えば、「餃子の王将」の方が好みの味だ。
食べ終わると、カミさんは早々と車に向かう。昨晩あまり眠れていなかったとか。小生は、食事客で混雑するフードコートの一角でモバイルPCを開き、メールチェックとブログ草稿を入力。ついでに明日訪れる法隆寺のネット情報をチェックする。
21時頃車にもどると、カミさんは爆睡状態。周囲を見回すと、車中泊とおぼしき普通車は10台程度か? 明日から3連休明けの仕事が始まるので、こんなものだろう。
耳栓を付け、目を閉じたとたんに眠りに落ちていた‥‥。
※ 本記事の続きはこちら >奈良見聞録(2) 高速道路を乗り継ぎ、法隆寺へ
※ シリーズ「奈良&京都見聞録」関連記事はこちら >
- 奈良&京都見聞録(11) 東寺の終い弘法で、掘り出し物を探す
- 奈良&京都見聞録(10) 京都迎賓館、オール京都のおもてなし
- 奈良&京都見聞録(9) 京都迎賓館、匠たちの一流の技に酔う
- 奈良&京都見聞録(8) 無鄰菴 (むりんあん)、極上の庭園を堪能する
- 奈良&京都見聞録(7) 唐招提寺、「落ち着いたたたずまいと凜とした風格」
- 奈良&京都見聞録(6) 薬師寺金堂復興、ゼロからの挑戦
- 奈良&京都見聞録(5) 薬師寺、よみがえった白鳳伽藍
- 奈良&京都見聞録(4) 興福寺で阿修羅像に再会する
- 奈良&京都見聞録(3) 東大寺、「自主独立」と国家創建の証(あかし)
- 奈良&京都見聞録(2) 春日大社、千三百年を共に生きた神と人
- 奈良&京都見聞録(1) 旅のお題とガイドライン
- 定年後から始めたふたり旅
[…] 奈良見聞録(1) 気ままなマイカー旅行のスタート […]
[…] ※ わが家の旅のスタイルについては、こちら >定年後から始めたふたり旅 ※ マイカー旅行の原則については、こちら >奈良&京都見聞録(1) 旅のお題とガイドライン ※ 車中泊の車内セット例は、こちら >奈良見聞録(1) 気ままなマイカー旅行のスタート […]