2020年10月25日(日)、午前6時に起床。まずは温泉(内湯)に直行し、昨日の山行でこわばった足腰をじんわり温める。朝から源泉掛け流しのお湯に浸れるとは、何とありがたいことか。
本日歩くのは、くじゅう連山最西部に位置する猟師岳(1423m)と合頭山(1384m)。いずれもくじゅうではマイナーな山域で登山者も限られているため、紅葉と展望を静かに楽しめるはずだ。
※ 本稿は2020年10月25日の山行記録を、11月13日にアップしたものです。
目次
コースと活動概要
◆コース及び活動概要
※ 山行軌跡図はYAMAPによるもの。
09:12 九重森林公園スキー場駐車場 ~ 09:30 猟師岳取付 ~ 10:17 猟師岳 ~ 合頭山分岐~ 11:38-12:15 合頭山 ~ 合頭山分岐 ~ 12:25 スキー場分岐 ~ 13:02 スキー場 ~ 13:10 駐車場
参加メンバー:3名(B氏、N氏、がしん)
活動時間(含む休憩時間) | 3時間58分(行動時間:3時間6分、休憩時間52分) |
活動距離 | 6.7km |
累積標高上り/下り | 443m/441m |
カロリー | 1,990kcal |
スキー場から猟師岳へ
B氏が準備してくれた朝食は、ホットドッグ、野菜サラダにジュース。これに昨晩の水炊きの残りで作ったスープ、余ったスモークチーズとくん玉というメニュー。
いずれもおいしゅうございました。食後のコーヒーまで楽しんで、全て完食!
筋湯温泉から登山口となる九重森林公園スキー場までは車で10分足らず。広々とした駐車場の隅に駐めさせていただき、準備を整える。登山客らしき車は2、3台のみ。
猟師岳の取付きは、第1リフト終点から少し進んだ場所にある。そこまでゲレンデの芝生をのんびり歩いていく。ゲレンデには人工降雪機で作った雪が小山のように積み上がっていた。
風雨にさらされ文字も範読できなくなった私標に導かれ、右手の登山道に踏み込む。
自然林に覆われた気持ちのよい登路を登っていく。
高度を上げるにつれ、鮮やかな落葉が目につくようになる。
こんな草台地が開けて、
右手に阿蘇五岳の涅槃像が見えてくると山頂は近い。
10時17分、猟師岳山頂着。駐車場から約1時間、まずは展望を楽しむことにしよう。
小高い岩場があると、どうしても登りたくなる。
右手には阿蘇根子岳の雄姿。
視線を降ろせば、山ろくの紅葉もなかなかのもの。
こんな控えめな紅葉も悪くない。
視線を上げると左手にはくじゅう連山の名峰が連なり、それぞれの山頂付近は紅葉で染まっている。
中でも目立つのが昨日登った扇ヶ鼻。南斜面が朱に染まっているのがはっきり分かる。
我々の近くで撮影に熱中している男性。そそり立つ岩上にすっくと立ち、夢中で一眼レフのシャッターを切っていらっしゃる。絵になるなぁ。
牧の戸峠へ向かうやまなみハイウェイの路肩は、長い路駐の列。牧の戸コースは今日も驚愕の人出で賑わっているのだろう。
すぐそばに狂い咲きのミヤマキリシマを発見。
合頭山へ向け、天空の縦走路をそぞろ歩く
さあ、合頭山へ続く気持ちのよい縦走路を歩くとしよう。
この後、合頭山分岐でB氏が忘れ物に気づき、猟師岳にとって返すという珍事が発生。N氏と小生はこれ幸いとばかり、待ち時間の間に、周囲の雄大な展望をたっぷりと満喫できた。
合頭山の山頂では、ハイカーと覚しきグループが、山談義に興じておられる。後ろに見えるのは涌蓋山か。
我々は阿蘇とくじゅう連山を一望できる場所に腰を降ろし、コーヒータイムとしゃれ込むことにする。
のどかで静かなひととき。日常の雑事を忘れ去り、ただただ眼前の風景を眺めながらカップを口に運ぶ。
「こんなのんびりした山歩きもいいですよね。」とN氏。全く同感だ。
まったりとした時間を楽しんだ後、下山にとりかかる。合頭山分岐を右に、スキー場分岐も右にとり、登山道の紅葉を楽しみながら、スキー場に向かう。
周囲を見上げると、そこここに鮮やかな紅葉と青空のコントラストが‥‥。
猟師岳が多くの落葉樹に恵まれた、紅葉の穴場であることに気づかされた次第。
名残惜しいが猟師岳に別れを告げるとしよう。紅葉の秋に訪れたい山がまた一つ増えたなぁ。
帰りは筋湯温泉の岩ん湯で汗を流し、ゆっくりと帰路についた。
よろしければ他の山行記事もどうぞ。50歳から山歩きを始めたシニアの山歩きレポートです。お役に立つ情報があれば幸いです。
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