GW前半の4/29~4/30は霧島(鹿児島県)に遠征予定だったが、4/29の荒天のためやむなく中止。メンバー一同、無念の涙を飲んだのであった。
翌日の4/30は一転して晴天の予報と知り、急きょ裏英彦山ルートでしゃくなげを観賞しようと、話がまとまった。
※ 本稿は2023年4月30日の山行記録を、5月3日にアップしたものです。今回は山行ルートや地図等は掲載していません。
写真中心の山行メモ
薬師峠の裏英彦山ルート登山口から入山。北岳の肩あたりから、新緑の透明感あふれる美しさを味わいながら進んでいく。この緑、「萌黄色(もえぎいろ)」と呼ぶのだろうか。一年に一度、この季節だけ見ることができる生命の輝きである。
急降下のようなケルンの谷への下り坂。昨日の雨でぬかるみ、滑りそうだ。
登山口から1時間余りでケルンの谷到着。昨日の雨のため、すごい勢いの水流が音を立てている。
ケルンの谷から谷をつめていく。この辺りから先は藪漕ぎをしながら、しゃくなげの群生地に向かう。小生も初めてのルートなので、ガイド役のS氏の後をついていくだけ。
おや、さっそくのお出迎えだ。
あちらでもこちらでも満開の花が出迎えてくれる。
う~ん、凄い数の花々だ。暖かさと陽光に誘われ、一気に開花が進んだとみえる。
いいじゃないか。
つぼみから満開の豪華な花まで、一つの株にあふれるように花が群がっている。カメラを忘れたことをいたく後悔したのは言うまでもない(本記事の画像は全てスマホで撮影)。
たまらんなぁ。ツボミの濃い赤、開花したての鮮やかなピンク、花が終わったら白っぽく変化する様子も興味深い。
S氏にシャクナゲの群生地を数ヶ所案内してもらい、存分に味わいつくすことができて大満足である。
12時30分、北岳山頂着。山頂直下の通称「展望広場」で腰を下ろし、のんびりとおにぎりをほおばる。
見上げれば蒼い天が広がり、周囲には新緑の生命(いのち)の輝き。遠くの山並みを楽しみながらの食事。最高である。
北岳山頂付近に設置された登山道の一部規制の看板。北岳山頂には、登山道をさえぎる壁やフェンス等は特に設置されていなかった
看板には次のように記されている。
登山道一部規制のお知らせ
英彦山神宮上宮修復工事の実施に伴い、登山道の通行を一部規制します。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
規制期間 令和4年8月~令和7年12月(予定)
【立入禁止区域】
①英彦山神宮上宮周辺(トイレ・休憩所を含む)
②[呼称]北西尾根ルート ③[呼称]バードライン
※北岳⇔中岳⇔南岳の縦走はできません。
英彦山神宮・添田町
この文面からすると①で指定された立入禁止区域は、上宮周辺一帯だけなのだろうか。よく分からない。
14時3分、高住神社着。新緑の木々から滴るマイナスイオンに別れを告げ、帰路についた。
しゃくなげの美しさと新緑に元気をもらった一日であった。ガイドしてくれたS氏に感謝である。
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